【タイ】乾季が終わるこれからが大変? 杜撰な冠水対策
Global News Asia / 2016年8月27日 11時0分
2016年8月25日朝、バンコク都内で前夜に降った大雨の水はけが悪く、各所で冠水が発生した。朝の通勤ラッシュ時にも水か引かず、大渋滞となり、通学通勤者に大きな影響が出た。
バンコク都では10年近く前から冠水が酷いという地域において、道路工事の際に排水溝の敷設など冠水対策を施していたようだ。そのため、それ以前と比較すればかなり状況は良くなっている。しかし、場所によっては予算の問題などがあるのか、あるいは頻繁に冠水していなかったことで後回しになっているのか、根本的な解決策を実施していないため、そのしわ寄せがせっかく工事した場所にも現れているような気がしてならない。
例えば、BTSベーリン駅では駅周辺や近くのソイ(小路)に排水ポンプを設置しておき、排水溝同士の移し替えのようなことをしている。移動式のポンプなので能力は高くなさそうで、ちょっとした豪雨ですぐに周囲は冠水してしまう。
日本人が多いスクムビット通りソイ39やオフィス街のアソーク周辺も水が出やすい。バンコクは屋台も多く、野良犬などの動物も少なくない。以前は洪水などで赤痢が蔓延するなどもあったが、今はだいぶ少なくなったとはいえ衛生的に冠水がいいものとは言えない。
乾季が終わりに向かう9月10月は特に不規則に豪雨が降るので、バンコクの冠水問題はこれからが正念場になりそうである。
【執筆 : 高田胤臣】
この記事に関連するニュース
-
蚊媒介感染症拡散の無い街づくりを目指す!極細分別グレーチング及び分別集水マット改良版を発売
@Press / 2024年5月9日 9時30分
-
“日本一危険”と評判の駅に行ってみた。黄色い線の内側に並べない… ――大反響GWトップ10
日刊SPA! / 2024年5月2日 15時45分
-
西日本は太平洋側中心に雨 明日は関東で朝から本降りの雨に
ウェザーニュース / 2024年4月23日 11時14分
-
キッチンスポンジは「汚れたらポイ」の時代? 衛生面の悩みを一掃「毎回とりかえスポンジ」開発秘話とは
まいどなニュース / 2024年4月19日 11時10分
-
西松建設が進めるトンネル工事の自動化・自律化に向けた取り組みとは
マイナビニュース / 2024年4月16日 7時32分
ランキング
-
1遺族、当局監視下で慰霊 中国・四川大地震から16年
共同通信 / 2024年5月12日 19時42分
-
2イスラエル、ラファ住民に避難命令拡大 中部では医師2人死亡
AFPBB News / 2024年5月12日 15時36分
-
3「花はいらない。ウクライナがほしい」占領地の女性が守るもの 酒に下剤、見つかれば最後…命がけの抵抗を続ける理由とは
47NEWS / 2024年5月12日 10時0分
-
4国境周辺から4000人超避難 ロシア、兵力の分散狙いか
共同通信 / 2024年5月12日 21時8分
-
5やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月12日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください