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「糖質抜きダイエット」をつづけると痩せにくい体質になるって本当?【累計会員数1000万人超の食事管理アプリを開発者した管理栄養士が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月23日 16時0分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

食と健康の常識は、時間が経って変わったり新事実が発見されたりします。食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士の道江美貴子氏による著書『あすけん公式50代からの食べやせ術』では、その新常識が紹介されています。今回は、糖質ダイエットに関する新事実を本書から一部抜粋して取り上げます。糖質を断てばラクに体重を落とせるというのは誤解で、実は適度な糖質は必要。ダイエット中も抜かないでほしいそうです。

糖質制限すると体重が減るのは水分量が減るから?

一時期流行った、「糖質抜きダイエット」。もっともわかりやすいのは「主食の炭水化物を抜く」ものでしょうか。確かにパンやお米のような糖質が多い炭水化物の摂取量を減らすと、一時的に体重もダウンします。

糖質オフが体重減につながるのは、人間の体が持つ水分の量と関係してきます。もともと人体の約50%を占めているのは水分です。糖質は水分を体に蓄える役割を備えているため、量を控えると体内の水分量が減る→短期間で体重が落ちて減量に成功した! という感覚になるのです。

糖質制限による短期間の体重減は体脂肪ではなく体水分が減っているだけ、ということも。ダイエット中に体重が落ちるのは何よりもモチベーションになります。そういう意味では、やる気につながるかもしれませんが、糖質も、体に必要な栄養素です。糖質制限を考えている人は、夕飯のご飯の量を、いつものお茶碗の半分に減らす程度にしておいてください。

米、麺、いも類などの糖質は積極的に摂ろう

糖質(炭水化物)は1日に最低でも130g程度摂ることをおすすめしています。

糖質は極端に不足すると、頭がぼーっとしたり、疲労感を感じたりすることがあります。また筋肉をつくるときにもたんぱく質だけでなく糖質も必要であるため、極端に制限すると代謝が落ち、結果的にやせにくい体質になることも。

この糖質(炭水化物)130gの目安は、ご飯をお茶碗に小盛り2~3杯程度の量。そして摂取する糖質の種類も、意識してみましょう。

積極的に摂りたいのは、米、麺、いも類など、食物繊維が含まれた糖質(炭水化物)です。オートミールも、食物繊維がたくさん含まれている優秀な糖質(炭水化物)。食物繊維を含む糖質は、血糖値の急上昇を抑制し、肥満リスクを軽減します。

お米や麺、イモ類に含まれる甘味は、決して強くはありませんが、よく噛むと、じんわりと優しい甘味が感じられるのもいいところですね。息抜きにお砂糖を使ったケーキやクッキーを食べるのも悪くありませんが、主食となる炭水化物がもつ自然な甘味を噛みしめるのも、「食べやせ」から得る楽しみのひとつと考えるといいかもしれません。

道江 美貴子

管理栄養士

(株)asken取締役

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