高音質と使い勝手の良さを両立する音声認識&ワイヤレススピーカー10選【2017傑作品 GP AWARD】
&GP / 2017年12月24日 8時0分
高音質と使い勝手の良さを両立する音声認識&ワイヤレススピーカー10選【2017傑作品 GP AWARD】
Spotifyなど定額音楽配信サービスが充実するなか、BluetoothやWi-Fiに接続するワイヤレススピーカーに大きな変化が訪れた。ボイスアシスタント機能対応のスピーカーもそのカテゴリーだ。トレンドのモデルを紹介していこう。
<スマートスピーカー>
■ハンズフリーで音楽が聴けてテレビや家電が操作可能
グーグル
「Google Home」(1万5120円)
“Googleアシスタント”を搭載したスマートスピーカー。話し掛けて指示や質問をすると、音楽を流したり検索したりできる。Android TV 搭載のテレビや対応家電の操作も可能だ。W96.4×H142.8×D96.4㎜/477g
■ジェスチャー操作できる高音質スマートスピーカー
ソニー
「LF-S50G」(実勢価格:2万7000円前後)
基本機能はGoogle Homeと同様で、Googleアシスタントに対応。ジェスチャーによって音楽再生や一時停止などを行える。フルレンジとサブウーファーの2Wayスピーカー内蔵。約W110×H162×D110 ㎜/約750g
■LINEの返信も家電操作も1台でOK!
LINE
「Clova WAVE」(1万4000円)
AIアシスタント“Clova”に対応し、音声指示で音楽再生やニュース、LINEメッセージなどを読み上げる。もちろんLINEメッセージの送信も可能だ。赤外線リモコン機能を備え、従来の家電を操作できる。W139.84×86.25×139.84/998g
■JBLの美サウンドで天気予報も教えてくれる
JBL
「LINK10」(実勢価格:1万6000円前後)
Googleアシスタントに対応。フルレンジスピーカー2 基を備え、Spotifyなどを迫力のサウンドで再生する。充電池内蔵のボディはIPX7の防水仕様。台所や浴室でも安心して使える。W86×H169×D86㎜ / 約710g
<ワイヤレススピーカー>
■音楽に合わせて光ってパーティを盛り上げる
ソニー
「SRS-XB30」(実勢価格:1万6300円前後)
φ約48㎜のフルレンジスピーカーユニットと、2基のパッシブラジエーターを搭載したBluetoothスピーカー。音楽に合わせて内蔵LEDライトを光らせて、パーティを盛り上げてくれる。約W228×H82×D86㎜/約980g
■水に沈んでもOKだからアウトドアでも大活躍
JBL
「JBL FLIP4」(実勢価格:1万4000円前後)
IPX7の完全防水仕様のBluetoothスピーカー。同機2台でステレオ再生させたり、2台のスマホで交互に再生させたりできる。最大12 時間の連続再生が可能だ。ハンズフリー通話にも対応。W175×H68×D70㎜/515g
■360度の全方向にBOSEの音を響かせる
BOSE
「SoundLink Revolve+ Bluetooth speaker」(3万7800円)
パッシブラジエーター2基と高効率トランスデューサーを搭載し、豊かな低音とともに全方向に均一に広がるサウンドを実現したBluetoothスピーカー。同機2台でのステレオ再生モードなどを備える。W105×H184×D105㎜/910g
■DJ御用達ブランドの大迫力スピーカー
ローランド
「V-MODA REMIX」(実勢価格:3万4000円前後)
フルレンジスピーカー2 基とパッシブベースリフレクターを搭載し、歪みのない音を実現したBluetoothスピーカー。ヘッドホンアンプ機能を備え、ヘッドホンの接続時にも高品位な音が楽しめる。W205×H68×D65㎜/710g
<最注目モデル!>
▼ワイヤレススピーカー(上画像右)
■Sportifyに直接アクセスできるネットワークスピーカー
デノン
「HEOS1」(実勢価格:2万2590円前後)
Wi-Fiに対応し、AWAやSpotifyといった配信サービスのサウンドも直接再生できる。ツイーターとミッドウーファーを搭載し、同機2台をつなげればステレオ再生が可能。別売りのバッテリーを装着すれば、外でも聴ける。W129×H189×D129㎜/1.7㎏
▲有線LANでもネットワークに接続可能。ネットワーク上のDLNA 対応のNASやPC 内の音楽ファイルを自在に再生できる。ハイレゾ音源の再生にも対応
▼スマートスピーカー(上画像左)
■音楽やニュースが聞けるだけでなくテレビや家電の操作もできる
Amazon
「Amazon Echo」(1万1980円)
クラウドベースの音声サービス“Alexa”に対応。話し掛けるだけで音楽や天気情報などを流してくれる。対応するスマートホームデバイスの操作も可能だ。「スキル」を加えていくと、スマホのように機能を追加していける。W88×H148×D88㎜/821g
▲「アレクサ」と呼びかけると天面が青く光る。ミュートボタンを押すとマイクや音声認識機能を停止して赤く点灯する。使い勝手のいいボリュームボタンも配置
【識者の目_AVライター・折原一也さん】
トレンドが大きく変わった一年
先行して発売したLINE「Clova WAVE」に続き、Google「Google HOME」、Amazon「Amazon Echo」など、ボイスアシスタント対応のワイヤレススピーカーが相次いでリリースされた。まさにトレンドが激変した年だといえる。
共通点は、オーディオ機能を音声によって操作できるだけでなく、定額音楽配信サービスとセットで訴求されている点だ。もちろんSpotifyやradiko(ラジオ)なども使いやすい。「ビートルズの曲を聞かせて」や「J-WAVEを聞かせて」と言えば、次の瞬間に希望の音楽や番組が流れてくるのだ。このトレンドに、既存オーディオメーカーのソニーやJBLも積極的に追随。“Googleアシスタント”対応モデルをリリースし、便利なだけでなく、早くも高音質での音楽体験を訴える。
一方、手軽にスマホ内の楽曲を聴けるBluetoothスピーカーに関しては、多くのモデルが防滴または防水・防塵性を備え始めた。同時に、音曲に合わせて内蔵LEDを光らせ、光の演出を取り入れたソニーやJBLのスピーカーは、国内でもトレンドとなっているキャンプや自宅でのパーティなどでも活躍するだろう。
●折原一也さん
専門誌やウェブメディアで、オーディオやテレビなどのA&V 機器のレビューを精力的に行っている。自宅の4Kテレビで、好きなサッカーやアニメを堪能する趣味人
(取材・文/河原塚 英信 写真/松山勇樹)
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