SIMフリースマホの大本命「ZenFone 3」がいよいよ日本上陸!
&GP / 2016年9月28日 22時30分
SIMフリースマホの大本命「ZenFone 3」がいよいよ日本上陸!
ASUS JAPANが、SIMフリーのAndroidスマートフォン「ZenFone 3」の日本発売を発表しました。5.2インチのHDディスプレイを搭載したモデルで、10月7日から発売予定。価格は3万9800円(税別)です。
ZenFone 3 ZE520KL
10月下旬以降に、上位モデル「ZenFone 3 Deluxe」も発売されます。スペックが異なる2機種があり、5.5インチの「ZS550KL」が5万5800円(税別)、5.7インチの「ZS570KL」8万9800円(税別)です。
左がZS550KL、右がZS570KL
「ZenFone 3 Deluxe」の2モデルは、デザインは共通しているものの、スペックにはかなり差があります。「ZS550KL」は、性能面では「ZS570KL」よりもむしろ「ZenFone 3」に近いかも…。って、わかりにくいですよね? というわけで、まずは3モデルの主なスペックをまとめてみました。
[関連記事]iPhoneから乗り換える価値アリなSIMフリースマホ5選
■コスパが魅力の「ZenFone 3」
今秋以降のSIMフリー市場の主役となりそうな「ZenFone 3」。3モデルの中では最もロースペックですが、それでも高速なCPU、3GBのRAMを搭載するなど、「ほぼハイエンド」と呼べる仕様を備えています。3万9800円(税別)は「お買い得」と言っていいでしょう。オンライン、量販店のほかに、IIJmio、楽天モバイル、BIGLOBE SIM、LINEモバイルなど、多くのMVNOが取り扱うことも決まっています。
主要な量販店やMVNOが取り扱う
「ZenFone 3」の背面は、光沢が際立つガラス仕上げ。両面に2.5Dの曲面ガラスを採用し、手に馴染みやすいように配慮されています。
従来のZenFoneは、本体背面に音量キーがありましたが、これを側面に移動し、背面には新たに指紋センサーを追加。指紋センターをタップしてカメラを起動したり、シャッターとして使ったりすることもできます。
背面に指紋センサーを搭載
撮影モードが充実のカメラ。レーザー&位相差の高速オートフォーカスにも対応
2枚のSIMを挿して同時に待ち受けられるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応したこともセールスポイント。音声用とデータ用のSIMを使い分けたり、海外渡航時に現地で購入したSIMを追加したり、フレキシブルな使い方ができそうです。ただし、SIMのスロットは、microSDカードのスロットを兼ねています。microSDを装着する場合は、SIMは1枚しか挿せないので注意が必要です。
■高性能&フルメタルの「ZenFone 3 Deluxe」
「ZenFone 3 Deluxe」は、アルミを用いたフルメタルボディが特徴です。発表会では、背面パネルにラインがないことも強くアピールしていました。メタルボディを採用するスマホが増えていますが、アンテナ性能を確保するために、止むを得ずラインを入れる機種が少なくないからです。フロント面の下部に、ASUSデバイスの象徴ともいえる同心円の加工を施すなど、ディテールの質感にもこだわっています。
繋ぎ目がない美しいフルメタルボディを実現
前面には同心円のヘアライン加工
最上位モデルの「ZS550KS」は、今買えるスマートフォンの中で最高峰のスペックを備えつつ、約7.5mmという薄さで、画面サイズのわりには軽い(約172g)ことも魅力。
ディスプレイ解像度は、「ZS550KS」「ZS570KS」どちらもフルHD(1920×1080ドット)ですが、「ZS570KS」は、広視野角で発色の良い有機EL「Super AMOLED」を採用しています。メモリも十分すぎるので、3Dゲームや動画などを存分に楽しみたい人には最適なマシンになりそうです。
もちろん、両モデルともに指紋センサーを搭載。DSDSにも対応しています。ただし、MVNOでの取り扱いは少なく、今のところ、UQモバイルとU-mobileが「ZS550KL」を販売することが決まっているのみです。
2枚のSIMで待ち受けでき、音声通話はVoLTEにも対応
なお、「ZenFone 3」シリーズは、海外ではもう1機種、6.8インチディスプレイを搭載した「ZenFone 3 Ultra」というモデルもリリースされています。こちらも、日本発売に向けて準備中とのこと。「大画面のファブレットを使いたい」という方は、お楽しみに!
6.8インチの「ZenFone 3 Ultra」の日本発売時期は未定
ASUS >> https://www.asus.com/jp/
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(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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