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女優浅田美代子さんがぶつかった年齢の壁!保護犬との出会いと家族になるまでの道のり

ハルメク365 / 2024年4月16日 21時0分

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捨てられたり、虐待されたりした犬や猫たちに「うちでよければどうぞ」という感じで接するという女優・浅田美代子さん。今も保護犬・保護猫の新しい家族を見つける手助けをしています。愛犬たちへの思いや家族になるまでの道のりを語ってもらいました。

浅田美代子さんのプロフィール

浅田美代子さんのプロフィール

あさだ・みよこ 1956(昭和31)年、東京都生まれ。女優。73年、ドラマ「時間ですよ」でデビュー。2021年映画「朝が来る」で、第30回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。最近では、舞台「最高のオバハン 中島ハルコ」、映画「キリエのうた」、NHK総合夜ドラ「ユーミンストーリーズ」などに出演。愛犬は左から、ネムちゃん(6歳)、COOちゃん(13歳)、与作ちゃん(10歳)。年齢はいずれも推定。

嫌なことがあっても愛犬たちが元気をくれる

嫌なことがあっても愛犬たちが元気をくれる

飼育崩壊現場で出会ったとき、ダニだらけだったCOOちゃん。怖がりだったが今では心を開いて

飼い主に捨てられたり、動物愛護センターや保健所などに持ち込まれたり、劣悪な環境で繁殖している業者から救われたりで、里親を探している保護犬・保護猫。

女優の浅田美代子さんは、現在保護犬3頭と一緒に暮らし、犬と猫の保護のために講演や支援活動を続けています。

「コロナでずっと外出できず、友人に会えない中、愛犬たちがいることで、すごく救われました。何か嫌なことがあって家に帰ってきたときも、愛犬たちが無償の愛で迎えてくれると、一瞬で『まっ、いいか』って思えます」

犬は小さいときからずっと家にいて、2001年にお母様が亡くなったときに元気づけてくれたのも当時の愛犬たちでした。

「ほぼ引きこもりの状態から、私が立ち直れたのは2頭のシーズー(桃太郎、柑太郎)がいてくれたからなのは間違いありません」

保護犬・保護猫たちに自分が何かできること

保護犬・保護猫たちに自分が何かできること

手前の与作ちゃんは、ケンネルコフを患い処分される予定だった。今は遊ぶのが大好き

愛犬の存在に救われた経験から、さまざまな事情で飼えなくなったり捨てられたりして、殺処分される犬や猫たちに自分も何かしたいと思い始めた浅田さん。

「でも何から始めたらいいかわからなくて。とりあえず1頭引き取ってみようと出会ったのが、21年にこの世を去るまで、13年間一緒に暮らしたアヴィです」

出会ったとき、アヴィちゃんの犬歯は折れ、きつく縛られた虐待の痕もありました。

「ぜひ里親になりたいと書類を出したのですが、当時53歳で、年齢が引っかかってしまってダメだと。でも面接で、21歳まで生きた犬や今も18歳の愛犬を飼っていますと、実績をアピールしたことで迎えることができました」

高齢者の方が保護犬と暮らすのに向いています

高齢者の方が保護犬と暮らすのに向いています

つらい経験をした保護犬は、構い過ぎず「うちでよければどうぞ」くらいの感じで接するという浅田さん。初めは目がつり上がり、きつい顔だったアヴィちゃんがある日、尻尾を振って迎えてくれたときは「涙が出た」そう。

アヴィちゃんをきっかけに保護犬を引き取り続けている浅田さん。

「里親になるのに年齢制限がある団体は多いですが、私は高齢者の方が保護犬と暮らすのは向いていると思います。家にいる時間が比較的長く、ゆったりとした生活なので、犬だけの留守番も少なく、犬にとって幸せなんです」

次回は、保護犬・保護犬を迎える上でのポイントを浅田さんに教えてもらいます。

取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)、野中ゆみ、撮影=中西裕人、イラストレーション=末続あけみ、ヘアメイク=新井克英

※この記事は雑誌「ハルメク」2023年9月号を再編集しています

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