映画『ぼくのお日さま』、共演の池松壮亮も絶賛する主人公&ヒロイン発表! 30秒予告解禁、公開は9月に
クランクイン! / 2024年4月10日 12時0分
奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』の公開時期が9月に決定。また、主人公の少年タクヤ役を越山敬達、ヒロインさくら役を中西希亜良が演じることが発表となり、30秒予告と場面写真も解禁された。
本作は、『僕はイエス様が嫌い』(2019)で、史上最年少となる22歳で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山監督の商業映画デビュー作。雪の降る街を舞台に、吃音(きつおん)をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松壮亮)の3人の視点で紡がれる物語だ。
主人公で、すこしばかり吃音をもつホッケーが苦手な少年のタクヤ役に抜てきされたのは、本作が映画主演デビューとなる14歳の越山敬達。スケートは4歳から経験があったが、劇中で披露するアイスホッケーとアイスダンスには初挑戦。ホッケーはスケートと靴が違い、アイスダンスも音楽に合わせ多種の滑走を伴うが、持ち前の運動神経で、どちらも習得に必要とされる時間の半分以下の日数で習得した。
そして、フュギュアスケートを学ぶ少女・さくら役には、本作が演技デビューとなる12歳の中西希亜良。演技は本作が初めてだが、4歳から現在までフィギュアスケートを習い、シングルのほか、アイスダンスでは全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験があるフィギュア上級者だ。本作のキャスト募集を知ったスケートのコーチからの勧めで応募し、100名以上が参加したオーディションを経てヒロインに抜てきされた。
また、さくらの母親役として山田真歩、タクヤの友人役として潤浩(ゆんほ)が出演することも発表された。
越山は「スケートをしながら何テイクも重ねたことは大変でしたがそれが報われる素敵な映像になっています」、中西は「とっても寒い冬の撮影現場でも、いつも心はあったかくて、この映画はそんな気持ちにさせてくれる作品だと感じています」とコメント。
奥山監督は「スイッチを入れるべきシーンでは、グッと集中して役に入り込み、自然体でいて欲しいシーンでは、嘘のない無邪気さを見せてくれた越山くん。吹替やCGでは決して表現できない優雅な滑りを魅せ、初挑戦となるお芝居にもまるでスポーツのように粘り強く取り組んでくれた中西さん。この2人と池松さんの組み合わせだったからこそ生まれた奇跡のようなシーンが、本作には映っています」としている。
30秒予告は、田舎町のスケートリンクで、コーチの荒川(池松壮亮)がタクヤとさくらにペアでアイスダンスを練習しようと提案するところから始まる。吃音をもつホッケーが苦手な少年、選手の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少女。3人の雪が降り始めてから雪が溶けるまでの淡くて切ない小さな恋の物語を映し出し、ハンバートハンバートによる主題歌「ぼくのお日さま」があたたかく包み込む映像に仕上がっている。
映画『ぼくのお日さま』は、9月全国公開。
越山、中西、奥山監督のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■タクヤ役/越山敬達
タクヤ役を演じさせていただきました、越山敬達です。「ぼくのお日さま」は、僕にとって初の主演映画だったので、クランクインした時はこれまでにないほど緊張していました。ですが、すごく明るい現場で、キャストの皆さんやスタッフさんも優しい方ばかりだったので、一瞬で馴染めたし、撮影期間もあっという間に過ぎていきました。
スケートをしながら何テイクも重ねたことは大変でしたがそれが報われる素敵な映像になっています。僕にとって「ぼくのお日さま」という作品が忘れられないように、皆さんにとってもきっと忘れられない作品になると思います! 是非劇場に足を運んでみてください!!
■さくら役/中西希亜良
こんなすてきな作品に参加できて、本当に幸せで、ありがたくて、今でも信じられない気持ちです。演技もはじめてで緊張しましたが、奥山監督や池松さん、越山くん、そしてスタッフのみなさんがいつも助けてくれました。でもその分、スケートでは誰よりも頑張ろうと撮影に臨みました。
とっても寒い冬の撮影現場でも、いつも心はあったかくて、この映画はそんな気持ちにさせてくれる作品だと感じています。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。
■監督・撮影・脚本・編集/奥山大史
主役となる二人を探すため、繰り返しオーディションを行い、スケートリンクにも度々足を運びました。その末に越山くんと中西さんに出会えたことは、本作にとって、この上なく幸せな出来事でした。スイッチを入れるべきシーンでは、グッと集中して役に入り込み、自然体でいて欲しいシーンでは、嘘のない無邪気さを見せてくれた越山くん。吹替やCGでは決して表現できない優雅な滑りを魅せ、初挑戦となるお芝居にもまるでスポーツのように粘り強く取り組んでくれた中西さん。この2人と池松さんの組み合わせだったからこそ生まれた奇跡のようなシーンが、本作には映っています。
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