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アンガールズ田中が本気でカッコよくて、だまされそう。仮面ライダーフォーゼ。

インフォシーク / 2012年7月3日 14時0分

激渋のセリフを吐く大杉先生。(アンガールズ・田中さん)

アンガールズの田中が、本気でカッコいい。仮面ライダーフォーゼの話である。第41話(7月1日放映)の彼の活躍は、まさに感涙まであと数秒。危ない危ない、もう少しで騙されるところだ。

この回の30分は、サプライズ & ハイテンションだった。今まで隠し通してきた悪玉の首領のビジュアルが、オープニングソング前のほんの数分でいきなり晒されるし、宇宙で24時間浮いて生活していた謎の鉄仮面が「やぁ」とばかりに地上を歩いて登場するし。思わず声を出したのは、1~2回ではない。今まではなんだったのだ…頭の中を混乱というハエが飛びまわる。

次々と仮面ライダー部のメンバー(※仮面ライダーフォーゼは高校生です。悪玉と闘っているのは高校の仮面ライダー部、日々の死闘は部活動の一環です)が最凶の悪玉に襲われ、もれなく命を落とす半歩手前の事態。ひとり、またひとりと、闘うことを放棄するメンバー。そりゃそうである、まだ未来いっぱい、夢いっぱい、恋人とチューもしていない年頃である。仕方ない…と言いつつも、寂しいフォーゼ。冷酷にも、仮面ライダー部解散を告げた顧問のアンガールズ田中。しかし去り際、これから孤独な闘いにのぞむフォーゼに、彼はこうつぶやく。

「…絶対に死ぬな…それは校則違反だ……わかったな! 校則は守れよ! 」

校舎に拳を打ちつけ、逃げだすしかない自分を悔しがるライダー部メンバー・土屋シオン。田中は彼に、こう告げる。

「よくやった。逃げる勇気も必要だ」

半ベソで「オレ、悔しいっす」と声を押し殺すシオン。田中はさらにこう続ける。

「あぁ、悔しいな(叫ぶ)!!! アイツらと一緒に戦えない…自分の弱さが!!!」

…な、なんてカッコいいんだ、田中。見なおしたぜ、田中。だまされて、惚れそうだぜ。

放映開始当初、「演技が顔芸」とネットで騒ぎになったアンガールズ田中が、1年後に演技で泣かせる俳優になるなんて。余談かもしれないが、私は仮面ライダーフォーゼの視聴率は田中が握っていると、本気で信じている。

仮面ライダーフォーゼ。そのビジュアル、アメリカンな高校というぶっ飛んだ設定から、賛否両論入り乱れもはや場外乱闘気味での放映スタートであったが、ガリガリと歯ごたえだらけだったものが、中盤のドラマでしっとりとし始め、今最高の甘みを醸し出している。まるでコーンフレークのような塩梅だ。

フォーゼは今、まるでラグビー選手がゴールに向かうかの如く、怒涛の突っ走りを見せている。全ては夏の最終回に向かって。第41話では他にも、

○仮面ライダーメテオがこの世から消された
○鉄仮面が江本教授かもしれない

というような圧倒的なサプライズと、

○まだ本編で放映されていない、フォーゼの次の変身ビジュアルがCMで流れてしまった
○映画限定ネタの仮面ライダーなでしこの名前を、フォーゼがつぶやいた
○大文字隼こと冨森ジャスティンがフルヌード

というマニアックなサプライズが用意されていた。過去40話でもう少し分配できなかったのかよ、と言いたくなるくらいのてんこもり具合だ。もはや1分も目が離せない。

先日、とうとう次の仮面ライダー「ウィザード」が発表された、当たり前だが、もうフォーゼは終わるのだ。

大人がグッとくる場面もあれば、感涙も与える仮面ライダーフォーゼ。今から最終回に向けて、一度見てみてはいかがだろうか。

感動には、まだ間に合う。

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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