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コンサル企業が今、「ITエンジニア」の採用を重視するワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月17日 7時15分

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Q: 現在30歳でSIer企業にてエンジニアとして勤めています。コンサル企業に行きたいと漠然と思っているのですが、多種多様な企業があって企業理解に悩んでいます。また、実際にコンサル企業はITエンジニアを求めているのでしょうか?

●今、コンサル企業がエンジニアを求めている背景

A: 自己理解を深め、コンサルティング業界の企業分析を行いましょう。

 昨今コンサルティング企業で、SIer出身のエンジニアを採用するケースが徐々に増えてきています。また、コンサルティング企業は採用予算を年々拡充している一方で、高まる需要に対して人材獲得は追い付いていないという実態があります。

 コンサルティング企業がSIer出身のエンジニアの採用を加速化している背景としては、(1)DX需要が増し、デジタル/ITに関する知見が豊富な人の需要が高まっている、(2)コンサルティングや企画立案で終わらず、その後の実行部分まで責任をもって提供していくようになっている――といった点が挙げられます。

 SIerで培った要件定義や基本設計の経験や豊富なIT知識、PMとしての予算管理やプロジェクトマネジメント、品質管理の経験などが求められているといえるでしょう。その上で、ご自身に合った企業を選ぶためには、自己理解とコンサルティング企業理解の二軸が必要です。

 まず自己理解として、(1)コンサルティング企業に行きたい理由、(2)コンサルティング企業で何をしたいのか、(3)自身が活躍しやすい環境の3点を言語化することが重要です。

 コンサルティング企業に行きたい理由は人それぞれでしょうが、「自らの仕事を通して社会的な大きなインパクトをもたらしたい」「高いスキルを身につけたい」「収入を上げたい」など、きっとさまざまな理由があるでしょう。

 コンサルティング企業で何をしたいのかについても、「最上流の戦略部分から考えたい」「クライアントと顧客折衝をしたい」「最上流の工程から開発工程まで一気通貫で携わりたい」など、人によってさまざまです。

 自身が活躍しやすい環境も人それぞれ異なると思います。充実した研修制度やサポート体制、広い裁量権があるか、自己の技術力を生かして開発にも関与できるかなどの要素を考慮する必要があります。

 コンサルティング業界の企業理解については、(1)会社規模(大手か中小か)(2)専門分野(戦略/業務/ITコンサルのどこに強みをもっているか)(3)システム開発(構築)工程まで行うのか――の3点について理解を深めることが大切です。

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