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「ABEMA」含むメディア事業、初の四半期黒字に サイバーエージェント、24年9月期2Q決算は増収増益

ITmedia NEWS / 2024年4月24日 20時44分

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 サイバーエージェントは4月24日、2024年9月期第2四半期決算を発表した。連結の売上高は4082億500万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は273億5500万円(同56.0%増)、純利益は98億6600万円(同240.4%増)の増収増益となった。2Q単体は、売上高が2151億円(同10.0%増)で過去最高、営業利益は210億円(同12.2%)と8四半期ぶりに200億円を超えたという。

 「ABEMA」を含むメディア事業は、同サービスへの投資を続けてから初の四半期黒字を達成。売上高は2Q単体で420億円(前年同期比25.8%増)、営業損益は1.6億円の黒字となった(同5億円の赤字)。

 「ABEMA単体での黒字はまだ」(同社代表取締役社長の藤田晋氏)としているが、ABEMA関連では、広告と周辺事業が伸長。2022 FIFAワールドカップの生配信以降、「DAZN」「WOWSPO」などの外部パートナー連携も手伝い、スポーツ関連コンテンツが伸びているという。特にMLB配信や、サッカー関連コンテンツにニーズが集まっており、視聴数を押し上げている。

 映画・ドラマを制作するコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」関連では、Netflix映画「パレード」が、Netflix国内週間映画ランキングで2週連続1位を獲得した他、「青春18×2 君へと続く道」は、台湾で初日興行収入が1位になったという(アジア圏での動員数は60万人を突破)。

 ゲーム事業も好調で、営業利益は2Q単体で182億円と前年同期比で19.8%増に。24年2月に販売開始したアクションRPG「GRANBLUE FANTASY: Relink」(PlayStation 4/5、PC)は、発売から11日で100万本を販売し、うち8割が海外からの購入だったという。「ウマ娘 プリティダービー」も5月に劇場版を控えており、好調の周年イベントとクロスメディア展開により、長寿命IPを目指すという。

 他、インターネット広告事業も伸長。2Q単体で売上高は1073億円(同7.1%増)、営業利益は59億円(同19.6%増)。生成AIを活用した広告プロダクト「極予測シリーズ」や、独自の日本語LLM、AI・CG技術を活用した「極AIお台場スタジオ」など、さらなる業務効率化を進めるとしている。

 2024年度の業績見通しについては据え置き。売上高7500億円(同4.1%増)、営業利益300億円(同22.2%増)を目指す。

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