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【文字を読むより、人を見よ】~新・社会人へのメッセージ~

Japan In-depth / 2015年3月31日 7時0分

【文字を読むより、人を見よ】~新・社会人へのメッセージ~

街中にフレッシュな空気が流れる良い季節になりました。新社会人にとっては緊張や期待の日々が続きます。新しいスタートに応援の言葉を贈ります。

「文字を読むより、人を見よ」

これは江戸時代からある教えですが、現代に当てはまるメッセージでもあります。1990年代に普及が進んだ携帯電話、1999年にiモードがスタートしましたので、新社会人でも小学生の頃から携帯電話を持ちインターネットに接続できる環境にあった人も少なからずいたでしょう。

家族や友人とのコミュニケーションが対面から画面でのやり取りに少しずつ変化していった時代でもあります。2007年以降はスマートフォン時代に入りましたので、人に何かを尋ねる必要もなく情報は手軽にいつでもどこでも一人で探す!つまり誰とも話をしなくても支障がない日々が訪れたのです。

携帯電話からスマートフォンが主流になって大学生の行動も変化。板書をスマホで撮影する場面やプレゼンテーションの授業でプレゼン原稿をスマホ上で管理し、スマホ片手にプレゼンをした学生が登場した時には私もかなりの衝撃でした。しかしそれらも今では容認され、さらにクリエイティブな使い方をする学生も出現しています。

そんなスマホ全盛世代の学生も4月から社会人。もちろん社会に出てもスマホやパソコンは欠かせません。それでも仕事の基本は「人」。どんなに技術が進んでも最後に信頼するのは「人」なのです。

「言葉は心遣い」

あなたが使う言葉はあなたを表します。文化庁の平成25年度「国語に関する調査」にこんなデータがあります。「今後とも敬語は必要ですか」の問いに、「必要だと思う」と答えた人は98%。ほぼ100%の人が必要と考えています。

では敬語をどんな機会に身につけたかというと、1位は「職場(アルバイト先を含む)の研修」65.3%と、前回調査の平成15年度よりも12%も高くなっています。また前回は「家庭」が1位でしたが、今回は「職場」が1位となり、敬語における会社の役割が上がっていることが分かります。

つまり敬語を正しく理解するのは、実践して使うようになる社会に出てからということです。となるとこれから新人研修を受けるか、会社の先輩や上司の真似をするかですが、就職先で間違った敬語を使っている先輩がいたら、そのまま間違って使うことになります。敬語は相手を敬うことから生まれた言葉遣いですので、その心持ちが最も大切なのですが、すでにアルバイト先で間違った敬語を覚えている人が多いのも現状。

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