「自民党総裁誰がふさわしい?」に高市早苗氏
Japan In-depth / 2021年9月2日 0時17分
安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)
【まとめ】
・「誰が総裁にふさわしいか?」アンケート、1番は高市早苗前総務相、菅首相は3番目、岸田文雄前政調会長は4番目だった。
・菅首相は9月1日、最優先は新型コロナウイルス対策で、今は衆議院を解散できる状況にないと明言。
・総選挙は「10月5日公示、17日投開票」となる公算が高いが流動的。
Japan In-depthでは、「だれが次の自民党総裁にふさわしいか?」と題してアンケートを実施中だ。
政局が日々動く中、アンケート中間報告をまとめた。(2021年8月24日~9月1日14時時点:回答数166件)
まず、「誰が総裁にふさわしいか?」との問いで、一番多かったのは高市早苗前総務相(44%)だった。2番目は、石破茂元幹事長(12.7%)、3番目は菅首相(10.2%)、その後、岸田文雄前政調会長(8.4%)・河野太郎行政改革担当相(8.4%)と続く。安倍晋三前首相は3.6%で5番目、野田聖子幹事長代行は3.0%で6番目立った。総裁選立候補を断念した下村博文政調会長と稲田朋美元防衛相は0.6%にとどまった。
▲図 出典:GoogleForm
▲写真 菅首相(2021年8月20日) 出典:Photo by Carl Court/Getty Images
回答者の約8割が男性、約2割が女性で、60代が一番多く32.5%、次いで50代(22.3%)、40代(16.9%)、70代(12%)、20代(7.8%)、30代(6.0%)だった。
▲図 出典:GoogleForm
高市氏は20代、30代、40代、50代、60代で1番の票を集め、幅広い層から支持を得ている。一番最初に総裁選に名乗りを上げたことと、Japan In-depthの単独インタビューが8月16日(記事は19日)とかなり早い段階で掲載されたことも影響しているものとみられる。
▲図 出典:GoogleForm
菅首相は、石破茂元幹事長の後塵を拝し、河野太郎行革相に猛追されている。下村氏が立候補を取りやめたことで注目を集めている岸田文雄前政調会長は意外にも伸び悩んだ。
▲写真 岸田文雄前政調会長(2020年9月12日) 出典:Photo by Charly Triballeau - Pool/Getty Images
菅首相は9月1日午前、最優先は新型コロナウイルス対策だとして、今は衆議院を解散できる状況ではないという考えを示すと共に、9月17日告示、29日投開票予定の自民党総裁選挙先送りも考えていないと明らかにした。
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