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【海外発!Breaking News】米デンバー警察騎馬隊 エサ、水も与えず16時間放置で貴重な1頭を死なせる

TechinsightJapan / 2017年1月22日 21時11分

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アメリカの警察においては険しい地形や厳しい自然環境のもと、警察犬ばかりか騎馬隊がおおいに活躍している。そんな馬たちの命、健康と安全はパートナーである隊員の愛情と真剣な世話にかかっているというが、まれにはこのような事故が起きてしまうようだ。コロラド州デンバーから悲しい話題が伝えられた。

コロラド州デンバー警察で昨年9月下旬、騎馬隊として訓練を積んだ貴重な1頭である“MCハマー(MC Hammer)”号が絶命した。パートナーのジョゼフ・ティーター隊員の不注意にその原因があったのではないかという事実が今更ながら明らかにされたことを、『デンバーポスト』紙ほかが伝えている。

その日、市内のダウンタウンをパトロールする任務を終えてハマーとともに厩舎に戻ったティーターは、サドルを外し綱をアイボルトに繋いで厩舎を去ったが、書類の記入に気を取られるあまりハマーの世話を忘れたまま帰宅してしまった。飲まず食わずでハマーが16時間を過ごしたことがわかったのは、翌朝6時15分のことであった。

水とエサが与えられたハマーは調子を取り戻したかのように見えたが、昼になると苦痛を訴えるようになり、馬の専門病院である「Littleton Equine Medical Center」へ。しかし疝痛発作が起きていることから獣医は命を助けることは困難であると判断し、無念にも安楽死の措置が取られた。2015年11月に騎馬隊に加わったMCハマーは人間でいえば働き盛りの10歳であったという。

デンバー警察ではその後に調査を行ったが、ティーターは2006年から勤務しており勤務態度などに問題はなかったもよう。本人も深く反省しており、ほんの一瞬の気の緩みが招いた事故だったようだが、獣医は馬を長時間放置したことが死因であるとは言い切れないと結論付けている。ティーターには罰として1日減休(与えられた休暇が1日減らされること)となっただけで、現在も騎馬隊の職員として勤務しているという。

出典:http://www.mercurynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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