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2023年の輸出は1.2%増、輸入は4.3%減(ケニア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月10日 1時15分

添付資料PDFファイル(316 KB)

ケニアの2023年(1~12月)の貿易額は、輸出が前年比1.2%増の87億9,893万ドル、輸入が同4.3%減の230億2,807万ドルだった(添付資料表1、2参照)。通貨ケニア・シリングが2023年を通して対ドルレートで下落したことが輸入減少と輸出増加に寄与したと考えられる。

国・地域別輸出額では、米国が前年比2.4%増の8億9,527万ドルでトップ、続いてオランダ(同11.3%増、7億4,784万ドル)、英国(同6.2%減、5億210万ドル)、中国(同16.7%減、2億2,739万ドル)、インド(同33.9%増、1億6,412万ドル)の順だった。日本は8位の輸出先で、前年比26.2%増の8,554万ドルだった(添付資料表3参照)。

輸出を品目別でみると、主要国向けでは花卉(かき)類が前年比5.8%増の15億5,214万ドルで最も多く、続いてコーヒー・茶・スパイス類(同5.3%減、11億6,897万ドル)、衣類62類(同16.8%減、11億1,117万ドル)、衣類61類(同6.9%減、8億7,142万ドル)(注)、医薬品(約31.5倍、8億1,369万ドル)の順だった(添付資料表2参照)。2023年3月にモデルナはアフリカ初のワクチン製造拠点の設置をケニア政府と最終合意している。2024年4月に計画の一時停止を発表したが(2024年5月9日記事参照)、合意を受けて米国向けの免疫関連品の輸出が一時的に増加し、医薬品の輸出が前年比で急激に増えたと考えられる。日本への輸出では、鉱石・スラグおよび灰が前年同期の約2.6倍の3,681万ドルで最も多く、コーヒー・茶・スパイス類(同6.0%減、1,904万ドル)が続いた(添付資料表4参照)。

輸入の国・地域別では、中国が前年比2.0%減の81億3,335万ドルでトップ、続いてインド(同11.8%増、32億8,980万ドル)、マレーシア(同1.7%増、11億7,371万ドル)、日本(同1.9%減、9億4,697万ドル)、南アフリカ共和国(同14.3%増、6億1,186万ドル)の順だった(添付資料表5参照)。輸出入ともにインドが大幅に増加するなど、ケニアの貿易パートナーとしてインドの存在感が増した。

輸入を品目別でみると、主要国からは鉱物性燃料類が前年比1.3%減の29億9,927万ドルで最も多く、続いて機械類(同2.4%増、21億131万ドル)、電気機器類(同0.05%減、16億4,001万ドル)、輸送機器類(同4.7%減、15億8,264万ドル)、動物性・植物性油(同10.7%減、11億4,868万ドル)の順だった(添付資料表1参照)。日本からの輸入では、輸送機器類が前年比2.9%減の5億4,525万ドルで最も多く、鉄鋼(同3.9%減、2億6,969万ドル)が続いた(添付資料表6参照)。

(注)HSコードでは、メリヤス編みまたはクロセ編みの衣類を61類に分類し、メリヤス編みまたはクロセ編み以外の衣類を62類に分類している。

(佐藤丈治)

(ケニア)

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