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香港の港湾貨物取扱量、トップ10位から11位へ後退(香港)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月2日 0時5分

フランスの海事調査会社のアルファライナーは、4月17日に自身のX(旧Twitter)で、世界のコンテナ港ランキングを公表した。公表された一覧表(15位までのランキング)によれば、香港港は2022年の10位から2023年は11位にランクを下げた。同表によれば、2023年の香港港の港湾貨物取扱量は1,434万TEU(1TEU=20フィートコンテナ換算)で、前年比14.1%減少した。同表に記載されているコンテナ港の中では最も高い減少率を示した。なお、2019年(1,830万TEU)比では21.6%減少した。

香港特別行政区政府(以下、香港政府)の運輸物流局は、4月18日に自身のフェイスブックで、「新華社・バルト海が発表している『2023年国際海運センター発展指数報告書』で、香港は世界第4位であること、香港港の処理能力の高さ(注)、船舶登録数の国際的な認知度、指定仲裁地としての香港などを明示し、香港港の強みは総合的なものであり、コンテナの取扱量ランキングのみで香港港の評価を下すべきではない」との見解を示した。

なお、上海ジャンプ国際海運のション・ハオ・アシスタント・ゼネラルマネージャーは「中国本土を拠点とする港の台頭により、より多くの国際定期船が顧客サービスのため、上海港や深セン港などでコンテナの積み下ろしを行うことを好むことから香港の役割が低下している」と見方を示した(「サウスチャイナ・モーニングポスト」4月19日)。

(注)運輸物流局によれば、2023年に香港港に滞在した外航貨物船の平均滞在日数は0.95日で、上海海運取引所のデータの世界のコンテナ港上位20港の平均滞在日数1.85日を大きく下回っている。

(松浦広子)

(香港)

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