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新人看護師の居眠りを注意したら、後日電話してきた“まさかの人物”。裏切られた気分に…

女子SPA! / 2024年4月20日 8時47分

◆はじめて知った「退職代行」

 その新人の無断出勤が1週間続いた頃、病院に一本の電話が鳴ります。

「その電話は本人からではなかったんです。私はその時、はじめて『退職代行』のことを知りましたよ。電話してきた方は、退職代行者でした。その方が言うには、私が居眠りを注意したことがショックで彼女は出勤できなくなったとの話でした」

 後日、スーツを着た代行業者がやってきて、わずか10分ほどで退職の手続きやらロッカーに残された私物の引き取り作業を行い、立ち去っていったそうです。

「無断出勤が続いたので、もう顔を見せには来られないのかなとは薄々思っていました。でも、まさかなんの挨拶もなしで最後まで本人が来ないとは思ってもいませんでしたよ。

私、新人研修頑張ったのに、研修が終わった途端に急に退職って……、なんだか裏切られた気分です。保険やなんやらの手続きも、代行業者さんが人事部に行ってやっていましたね」

◆「今の子って本当によくわからない」

 そして、職場の皆さんへと菓子折りと、当の新人ではなくおそらく代行業者が書いたと思われるプリントされた手紙には「短い間でしたが、大変お世話になりありがとうございました」と書かれていたといいます。

「今の子は、本当によく分かりません。そうやって、嫌なことを人任せにする子はどんな仕事も続かないと思いますけどね」

 労働組合の日本労働産業ユニオンが2024年2月28日に発表した調査によると、退職代行サービスを使うのは20代が圧倒的多数(4963人中2951名)。また、利用者の約半分ほどが勤続年数1年以内なんだとか。

 利用する側にとっては便利なのでしょうが、職場に残された人たちの心はモヤモヤしてしまいそうですね。

<取材・文/maki>

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