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人気講談師・神田伯山、海外映画賞アニメ主演声優をつとめるも「自分じゃなく人気声優のほうがよかった」

女子SPA! / 2024年4月27日 8時45分

僕自身も講談で師匠の芸を継承していくにあたり、教わったことを基礎としてそっくりそのままやってという流れはあるんだけれども、そこから先は自由なものがあるから、「こうしてください」と言われると学校の授業も同じですけれども、嫌なんですよね。「やれ」と言われると反発心が生まれちゃう。

そういう面で言うと、合わせる能力が他の出演された方々は長けていらっしゃる。だからチーム芸ですよね。そう考えると、普段の僕はあくまでピン芸なんですよね。ピンとチームでやるものがこうも違うのかと、そういう発見はありました。

ただ、塚原監督のことは信頼していたので、悪いものにはならないとは思っていました。第一、作品は監督のものなので、そこは自分の自我を出さないようにというのは苦労したことでもあり、面白いことだったと思います。だからまさに雇われ芸という感じですかね。

◆反響をエゴサーチして報われた思い

――ちなみに最近X(旧Twitter)のエゴサーチをしなくなったそうですが、今回の作品の反響についてはいかがですか?

伯山:それが怖くて、何が一番嫌かって言うと、映画はよくできているけれど荘太郎の声「こいつじゃなくね?」っていうのが申し訳ない。そういうつぶやきもあるでしょうけれどね。だからもう一回、中島ヨシキさんで録り直してほしい。公開後でもいいので(笑)。

それぐらい僕としては作品に対して敬意を感じていますし、みんなで大事にしたいという思いが実ったものでもあります。

ただむしろ、厳しくジャッジしてくれているのは、うれしくもあります。どんな評価でも僕は人前に出る人なので甘んじて受けますよと。監督がOKを出してくれているということはそういうことだと思うので、いいように落ち着くことを願っています。

初日公開後にエゴサーチをしたら、とても荘太郎の声とあっていたと多くのポストがありました。作品も当然素晴らしいと沢山の評価が。あー、あの大変なアフレコも全て報われた思いです(笑)もちろん、本当に大変だったのは僕ではなく塚原監督とスタッフさんでしたが。素晴らしい映画なので是非、色々な方に観てほしいです。

<文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>

【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。

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