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「服を捨てられない」人の特徴。知れば上手に捨てられる:4月に読みたい記事

女子SPA! / 2024年4月28日 15時47分

 しかし、高い服でも年月が経てば服そのものは、いずれ劣化します。それはクローゼットに大事にとってあったとしても……です。ブランド服といえど消耗品ですので5年、10年も経てば服の素材の傷みはもちろんシルエットラインにどこか昔っぽさが現れてしまうもの。

 理想的なのは、高い服だからこそ値打ちのあるうちにたくさん着て、あまり着なくなったと思った頃にリサイクルショップやリメイクに回すなどの二次利用へ転換しましょう。目安としては3~5年以内で手放していくのが次の買い手が見つかりやすいのでベストです。

◆「思い出の品だから」捨てられない人

 一番、整理整頓で難しいのがこの「思い出の品」ですよね。

 思い出が詰まっているのですから、全く同じ洋服をもう一度買ったって手に入らない特別な気持ちがこもっています。私の友人には学生時代の制服が捨てられずにいるという人がいました。思い出の品としてとっておくほどに、良い学生時代を過ごしていたのでしょう。それ自体はとても素晴らしいことです。

 しかし、本来クローゼットに置くべき服は「今のあなたが着て楽しくなる服」のみと心得てください。かつての制服を着てテンションが上がるでしょうか? 着ることもなく眺めているだけの服はクローゼットに最低2着までと着数を決めると良さそうです。今着る服と、思い出の服のスペースに上限をつけ、服が増えたら1着捨てるという習慣も意識して取り入れましょう。

◆整理整頓は「慣れ」

 服の整理整頓はなんてことはない、ただの慣れ。というのも私自身がかつて服を捨てられない人間だったにもかかわらず、今では毎シーズン、ドライなまでに要る服・要らない服をジャッジできるようになったから。

「思い出いっぱいのくたびれた服でクローゼットを満たすこと」よりも「今の私が一番着たいと思う服でクローゼットを満たしたい」と思うことで、今の自分が必要な服だけを選べるようになりました。それに併せて余分に服を買うこともなくなりました。無駄にタンスの肥やしにならないよう、じっくり考えぬいて買うことでより一層、服を愛せるようになった気さえします。

 ぜひ、皆さんも服が捨てられないと思ったときは、少しだけ考え方の視点を変えて服の整理をしてみてはいかがでしょうか。

<文/角 佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

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