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“チーム大谷翔平解散危機”を前に「私がやるしかない」窮地の夫を助ける真美子夫人の“支配力”

週刊女性PRIME / 2024年4月23日 16時0分

大谷翔平のドジャースの入団会見に同席したバレロ氏と水原一平容疑者 写真/共同通信社

 元通訳の水原一平容疑者によって、1600万ドル(約24億5000万円)以上を口座から盗まれ、違法スポーツ賭博の胴元へと不正送金された大谷翔平。

「水原容疑者は、2021年から違法なスポーツ賭博にのめり込み、約1万9000回もの賭博を行っていました。賭博の負けによる借金は約4100万ドル(約61億5000万円)。水原容疑者が大谷選手の口座から送金をしていたのは、2021年11月から2024年1月で、水原容疑者もサポートして開設した口座を利用していたのです。水原容疑者は、その口座の連絡先を自身の電話番号などに変更。送金の際には、大谷選手を装って銀行に電話したこともあったといいます」(スポーツ紙記者、以下同)

“チーム大谷”解散危機

 立場を利用して悪事に手を染めた水原容疑者。司法はどのような判断を下すのか。

「水原容疑者は、日本時間4月12日銀行詐欺容疑で訴追され、翌日にロサンゼルスの連邦地裁に出廷。2万5000ドル(約380万円)の保釈金を納付、大谷選手との接触禁止やパスポート返納、ギャンブル禁止などの条件で保釈されました。次回は日本時間5月10日に罪状認否が行われる予定となっています。銀行詐欺罪は最高で禁固30年ですが、司法取引で刑が軽くなる可能性はあります

 大谷自身の潔白は証明され、野球に専念できるように。だが、周囲の人物を巡ってはまだ物議を醸している。水原容疑者とは別の“側近”を糾弾する意見も出ており、“チーム大谷”は解散危機を迎えているようだ。

「批判の対象になっているのは、大谷の代理人を務めているネズ・バレロ氏です。『ロサンゼルス・タイムズ』は、バレロ氏が大谷の口座をチェックできておらず、水原容疑者に不正送金を許してしまったことに対して、“代理人と危機管理担当広報をクビにして、チームを完全に入れ替えるべき”と主張しています」(在米ジャーナリスト、以下同)

 この騒動をいち早く報じたアメリカのスポーツ専門テレビ局『ESPN』の記者、ジェフ・パッサン氏もバレロ氏に厳しい指摘をしている。

2022年10月ごろに会計士と大谷選手の面会を水原容疑者が、“大谷は病気”と嘘をついて、面会をさせず、バレロ氏が口座について確認した際も“大谷が嫌がっている”という水原容疑者による虚偽の説明を大谷選手に直接確認することなく、信用してしまいました。パッサン氏は“コミュニケーションの欠如が罰を与えた”と指摘。“会計士や代理人らの明らかなミス”と批判していました

 厳しい目が向けられているバレロ氏。どこまで責任はあるのだろうか。現地で取材するスポーツライターの梅田香子さんに聞いた。

「バレロ氏としては、水原さんが“大谷が借金の肩代わりをしてくれた”と最初に説明した時点で疑う必要がありました。また、水原さんは韓国でバタバタしている中、賭博に関しての電話取材を受けていましたが、バレロ氏がコントロールし、ロサンゼルスに戻ってから、落ち着いて取材を受けていれば、大谷選手も関わっていたのではないかという臆測もここまで広まらなかったと思います。バレロ氏としても反省するところはあったでしょう」

 メジャーリーガーの代理人は、どこまでお金の管理に関わっているのか。

「一般的に代理人はお金の管理まではしませんが、会計事務所を紹介することはあります。コロナ禍以降、選手は会計事務所とリモートでやりとりすることが多くなり、銀行もオンラインで手続きする流れになっています。銀行の担当者や会計士が大谷選手と直接会わなくても済むという条件が重なり、不正送金ができたのでしょう。バレロ氏が今回の件を完全に防ぐことは、状況的に難しかったかもしれません」(梅田さん、以下同)

「私がやるしかない」

 やはり、いちばん信用できるのは最も近くで支えてくれる家族のよう。

イチローさんダルビッシュ有選手は、奥さまが口座を管理しているようです。2人のようないいお手本がいるわけですから、これから少しずつお金のことを勉強して、奥さまが管理するのが大谷選手にとって、いちばん安心だと思います

 水原容疑者が抜け、バレロ氏も批判を集めている“チーム大谷”。真美子夫人が“会計士”となり、夫を引っ張っていかなくてはいけないかもしれない。ただ、リーダーシップという面では心配なさそう。

真美子さんはバスケ強豪校の東京成徳大高校時代にゲームキャプテンを務め、インターハイなどの全国大会にも出場していました。進学した早稲田大学でも声を出してチームを引っ張っていました。真美子さんのお兄さんも、高校時代にラグビー強豪校でキャプテンとして花園に出場しているので、兄妹そろってチームを引っ張る素質があるのだと思います」(真美子さんの知人、以下同)

 プレーでは真美子夫人のチームへの献身ぶりが表れていたという。

「真美子さんは仲間思いで、チームが勝つことを最優先に考えていました。得点を量産したり、派手なプレーをするスタイルではなかったですが、チームのために身体を張って、献身的なプレーをしている姿が印象に残っています

 そうした類いまれなリーダーシップは卒業後に進んだ、Wリーグ『富士通レッドウェーブ』でも輝いていた。

「入団直後はレベルの高さに悩むこともあったようです。ですが、ある時期、チームにケガ人が続出。その当時、年齢的にも中堅になっていた真美子さんは“私がやるしかない”とリーダーシップを執ってチームをいい意味で“支配”していました

 夫の周囲で突如、起こったさまざまな問題。想定外のことばかりだが、乗り越えた先には……。

「真美子さんは現役時代、バスケでいちばん楽しい瞬間は“苦しいことを乗り越えてきた仲間と試合でいいプレーをして一緒に喜ぶとき”と話していました。大きな騒動に巻き込まれ、今がちょうど苦しいときだと思いますが、乗り越えた先に最高の瞬間が待っているかもしれません」

 水原容疑者の巨額な“窃盗”に端を発した大騒動。大谷なら真美子夫人という新たなパートナーと、このピンチも乗り越えられるはずだ。

梅田香子 スポーツライターとして、野球以外にもフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う

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