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「記憶喪失」の主人公が大量発生中、連ドラ5作が“まるで韓国ドラマ”も本家との決定的な違い

週刊女性PRIME / 2024年5月13日 20時0分

左から杉咲花、眞栄田郷敦、生見愛瑠

「ここまで1クールに記憶喪失のドラマがかぶったことは今までないと思います」

 と言うのはドラマウォッチャーのカトリーヌあやこさん。『アンメット ある脳外科医の日記』『くるり~誰が私と恋をした?~』『約束 ~16年目の真実』『9ボーダー』『366日』─4月スタートの連続ドラマ5つに共通するのは、主人公または主要人物が記憶を失う設定ということ。

 どうしてここまで記憶喪失ものが流行っているのか。

「ストーリーに謎を盛り込むことができるからだと思います。普通の恋愛ドラマでもヒロインが記憶喪失だとミステリアスな要素がプラスされ、謎を引っ張れる展開に持っていくことができます。なぜ記憶をなくしたのか、記憶を失う前はどんな人だったのか、記憶を取り戻すきっかけは何になるんだろう、と少なくとも3つの展開の山をつくれますから」(カトリーヌあやこさん、以下同)

韓国ドラマの影響

 最近のドラマの傾向として、「生きづらい日常」がひとつのテーマに扱われることが多いという。

「日常が生きづらいから、本来の自分を偽って無理しているんじゃないか、自分が自分らしく生きるにはどうしたらいいのかをテーマにした話が多くなっています。例えば『いちばんすきな花』は主人公たちが自分らしくいられる場所を探す物語でした。

 その中で日常をリセットするのに記憶喪失が“装置”になっているのかなと。人生が一度ゼロになって新しい自分、本来の自分を見つけるというストーリーがよく見られるようになりました。現実で人生をリセットするのは難しいので、ドラマならではのファンタジーとして記憶喪失が使われているのでしょう」

 記憶喪失といえば、韓国ドラマの定番のイメージがあるが、その影響を受けているのだろうか。

「少しはあると思いますが、最近の韓国ドラマはそんなに記憶喪失がないですね。韓国ドラマのような劇的な出来事というよりは、特にラブコメではポップな感じで自分をリセットするという描かれ方での記憶喪失が日本のドラマだと多いのかなと思います」

 カトリーヌあやこさんのイチ推しの作品は?

「『アンメット』です。原作者が元脳外科医ということもあり、すごくよくできたドラマだと思います。2年間の記憶がないのと1日で記憶がリセットされる脳機能障害という部分が大きな謎をはらんでいる物語です。誰がどんな真実を知っているのかが徐々にひもとかれていく大筋の部分と、毎回患者が出てきて治療をしていくという緊迫感のある部分も面白くて、勉強になることも多いですね」

 とはいえこれだけ多いと正直、記憶喪失ドラマはお腹いっぱいのような……。

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