おもちにしか見えない... 絶滅危惧II類のユニーク植物「モチユキソウ」六甲山で見ごろ迎える
Jタウンネット / 2024年4月26日 8時0分
直径が1メートルを超えることもあるというラフレシアや、葉に止まった虫を捕まえるハエトリグサなど、地球上には変わったビジュアルの植物が多種多様に存在する。
そんな不思議な植物のひとつが、2024年4月下旬、六甲山で見ごろを迎えているらしい。その名は「ユキモチソウ」。
一体どんな姿をしているのか。文章で説明するよりも実物を見てもらった方が早いと思うので、まずはこちらをご覧いただこう。
そう、お餅のようなものが生えているのである。「付属体」と呼ばれる花の一部らしいが、網で焼かれ、ぷっくりと膨らんでいるお餅にしか見えない......。
もちろん「ユキモチソウ」という名前も、このビジュアルから名づけられている。漢字で書くと「雪餅草」だ。
4月24日、阪神電気鉄道が発信したプレスリリースによると、このモチユキソウは本州(静岡・三重・奈良)、四国の山地の林下に生える多年草。六甲高山植物園(神戸市灘区)の園内には、約200株が点在しているという。ユニークな形と愛らしい名前で老若男女に大人気なんだとか。
環境省のレッドリストで「絶滅危惧II類」に指定されている希少な植物を観覧できるのは、5月上旬まで。貴重なチャンスをお見逃しなく。
植物園の営業時間は午前10時~午後5時(5月3日~5月6日は午前9時30分~午後5時)。入園料は大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円。
4月27日~5月6日にはゴールデンウィークのイベントとして、関西の山野草愛好家が育てた高山植物や山野草の鉢の展示と苗の即売会「初夏の高山植物展」や、ナツツバキ広場への「ハンモックカフェ」の登場を予定。
5月1日には六甲高山植物園開園91周年を記念し、先着200人にバイカオウレンやヒメアジサイの缶バッジがプレゼントされる。
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