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関東連合も関与...「小悪魔ageha」は裏社会の食い物にされていた?

TABLO / 2014年5月16日 13時5分

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 キャバ嬢のバイブルと言われ、社会現象にまでなった女性向けファッション雑誌『小悪魔ageha』。出版元であるインフォレストが4月15日付けで債務超過で事業を停止した為、必然的にagehaも休刊となった。

 キャバ嬢のような派手なギャル向けファッション誌として一世を風靡し、実際この雑誌からモデル、タレントに転進した女性も少なくない。agehaに載ることは彼女たちにとってステータスだった。そこに付け込んでいたのが関東連合の関係者だ。彼らも『小悪魔ageha』の休刊を残念がっている。

「結構いいシノギさせてもらいましたからね」

 関東連合OBのA氏は、3年前からこの業界に入ったという。きっかけは、「当時、付き合っていた彼女から相談を受けた」からだと言う。

「彼女は、編集スタッフに『大きなスペースで掲載する』と言われたのに、写真の扱いが同じキャバ店の子よりも小さくされたから文句を言いたいと。そこで、オレが間に入って編集部と交渉したんです。初めは担当したライターに文句を言ったのですけど話しにならないから担当の編集者を教えてもらい、その人間と話しをしました」

 結局は、「次号から自分の紹介する女の子は優先的に扱うから、と」いうところに落ち着いたという。つまりは、"コーディネーター"である。

「結果的にそうなっちゃったんだよね。いろいろああいう雑誌はトラブルが多いから」

 出版業界には、"雑誌コーディネーター"と呼ばれる人物が存在する。とくにギャル系ファッション雑誌の編集部には、読者モデルを束ねて管理するスカウト崩れのような類いが多く出入りしている。時に彼らは広告まで取ってくることもあり、編集者にとっては便利な存在でもあるのだが、そんな"使える"人間はごく一部。その多くは「雑誌ゴロ」と呼ぶに相応しい迷惑な存在のようだ。

「自分の回りでも結構いましたね。モデルと編集部に問題を起こさせて金をふんだくるとか。法律スレスレですよね」

 とくにモデルに関するトラブルは後を絶たなかったようだ。同誌が取り上げた読者モデルが人気が出たら、すぐに「雑誌ゴロ」がマネージメント権獲得に動いて本人と交渉。その後は高額なギャラを吹っ掛けるのは当然として、バーターで別の女の子を載せるスペースを確保するなど、やりたい放題だった。

 彼らのような不良にかかっては、対応する編集者など赤子のようなものだろう。一部の雑誌コーディネーターには、トラブルを自作自演で起こして編集者に負い目を感じさせ、さらに深く食い込もうとする悪人までいたという。

「ほかにも店とか女の子から仲介料を取る人間もいたようですね。agehaは雑誌に出す出さないだけで大きなカネが動くんです。とくにドレスやカラコン、ウイッグ、エステあたりは、広告を出したくてもずっとページが空かず断わられていた。だから、僕らみたいな編集部とモデルの両方にコネがあると、それだけで美味しいビジネスになるんです」

 最盛期は発行部数30万部とも言われた「小悪魔ageha」だが、その内情は不良が利権をむさぼる魑魅魍魎の世界だった。雑誌とはいえ、利権が生まれるところには必ず裏社会の手が伸びている。

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Written by 野本徹

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