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【AKB48リクエストアワー】"卒業生"宮澤佐江の存在感と宮脇咲良の可能性|久田将義コラム

TABLO / 2016年1月25日 20時0分

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  1月24日、TOKYO DOME CITYで行われた恒例の「AKBグループリクエストアワー セットリストベスト100 2016」。ファンの間で最も支持された曲は、卒業を発表しAKB48黎明期から選抜入りをしていた宮澤佐江の『奇跡は間に合わない』となった。

 初期メンバー高城亜樹、梅田彩佳など上位ではないものの、AKB48を支えてきた選抜組が卒業を続々と発表していく。ファンでない人は上位メンバーの顔と名前は一致するが、それ以外のメンバーは一般には認知されていないだろう。しかし、宮澤佐江のような野球で言えば確実にヒットを打つ六番バッター的メンバーの存在も48グループぐらい巨大になると必要なんだな、と改めて今回感じた。

■48グループで群を抜く指原莉乃の実力はたかみなと同格

 ライブに実際に行かないと分からない事がたくさんある(これはアイドルのライブ以外にも言える)。再三、本サイトでも書いたが指原莉乃のライブでの盛り上げ方、MCは少なくとも「48グループ」の中では群を抜いている。バラエティタレントというイメージが強い指原だがライブでの存在感は、10年間AKBを引っ張り卒業を発表し、運営からも信頼厚い高橋みなみと同格に映る。

 リクエストアワーはあくまでファンの為のライブなので、シングルリリースしていない曲もたくさん歌われる。言い方を変えれば「閉じた空間」かも知れない。従って、メディア露出が少ないメンバーも歌う。いわば次世代選抜候補と呼ばれるメンバーたちだ。

 シングルリリースされた曲は選抜メンバーたちが登場する。今回で言えば「ラブラドールレトリバー」等だ。そうすると、どうしても「次世代」と「現選抜」との差が出てくるのが否めない。一言で言えば「存在感」と言って良い。その存在感をどう埋めるかが、48グループの今後の課題となるだろう。

 そういう意味では今回、新曲のセンターが宮脇咲良は注目だ。新曲「君はメロディー」を初披露したのだが、先輩たち現選抜メンバーらを従えてのセンターポジションは、かなりハマっていたのではないだろうか。指原莉乃、柏木由紀、渡辺麻友の三人の次は松井珠理奈、山本彩、宮脇咲良が台頭してくると思われるが宮脇咲良はその中でも一歩抜き出た感がある。勿論、松井珠理奈、山本彩らのセンターもあるだろう。その時、誰が指原莉乃のような「存在感」を醸し出すのかが、重要になってくる気がする。

Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

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