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ASKA容疑者がけさ送検...覚せい剤で"再び逮捕"のなぜ?

TABLO / 2016年11月30日 10時15分

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 歌手のASKAこと宮崎重明元被告(58)が28日に警視庁の組対五課に逮捕されて、またもや容疑者となった。

 ご存知の読者の方は多いであろうが、ASKAは2014年の8月に懲役3年、執行猶予4年と言う所持量の多さから、通常の初犯の量刑よりもかなり重い判決を下され、その後病院などに入院して現在は新たなアルバム発売の為に、音楽活動をしていたと言う。

 事の発端は25日の7時半頃に自ら110番をして「盗撮されている」等を訴えて、呂律の回らなかった容疑者の態度、言動に不審を持った警察官がその場で尿を任意提出させ、その場での簡易鑑定では判定が出ずに、科捜研に回されて「黒」の判定が出て、休み明けの28日に警視庁が逮捕に踏み切った。

 逮捕へ、の報道がマスコミを駆け回った直後から容疑者は自らのブログを更新し続けて、疑惑を否定していたが、またもやファンの期待を裏切ってしまったのだ。

 筆者が思うには、このブログへのファンの応援の書き込みが、自分はまだ大丈夫、と言う余計な思い込みに走ってしまったのであろう、と考える。

 芸能人はいつもそうだが、1~2度の逮捕では、自分は特別なんだ、まだ大丈夫なんだ、と思い込み、再犯に走ってしまう事が多々ある。果たしてASKA容疑者は大丈夫なのであろうか?

 ある覚せい剤の元常用者はこの様に語る。
「幻覚、幻聴要するに勘ぐりを始めたらもうダメです。中々立ち直る事は出来ない。キチンとした医療を受けないと」と警告する。

 ASKAは自らのブログで再三再四、盗撮、盗聴、監視、ハッキング等を訴えていた。それをまとめた本も出版すると言っていたのだが、正直この様な本はマニア以外読まないであろうし、これを読んだファンは離れてしまうであろう。

 人間辞めますか、覚せい剤辞めますか......という啓蒙CMが過去に流れた。だが、これは逆に危険なキャッチフレーズであった。覚せい剤は1回やった位ではそこまで落ちないために、「これだったら大丈夫だ」と思い深みにはまってしまうケースが多く見られる。

 覚せい剤を断ち切るにはこの様な依存している人間は全員隔離するべきだ、と言う強い意見も今回はネットでも見られるが、果たしてそれはどうか。何処まで依存しているかは、自己申告ではなく医師の判断である。精神科医の判断はほぼ全員が違った判断をする事で知られている。その様な中でこの様なルールを設ける事は非常に難しい。

 覚せい剤の肉体的な依存は時間を掛ければ何とかなる、それは体から抜けるからだ。しかし、今回のASKAの様に精神的な依存は中々脱却する事は難しい。それ位至難の業である。

 今もASKA容疑者は覚せい剤の使用を否定しているが、科捜研の判断は間違いない。22日勾留の起訴をされて、2年位の実刑判決で、前の判決と合わせて5年位の刑務所暮らしをするであろうが、事はそう簡単には治まらない気がする。裁判が長引く可能性も否定出来ないからだ。

 それは本人に精神鑑定される場合も今の状況では十分考えられるからだ。それだけで3ヶ月掛かるので、公判も同様に伸びる。ASKAはサプリを飲んでいた、と言っているが、そのサプリに何らかの細工がしてあり、本人が知らない内に飲んでいた可能性もあり得なくも無いが、それを「緊急避難での使用」と認められることは有り得ないので、この場合も間違い無く実刑であろう。

 覚せい剤の再犯率は年を取る事に異様に高くなる、平均しても65%と言う驚異的な数字だ。これは生活保護のシステムとも大きく関係している。「覚せい剤で逮捕された」「覚せい剤依存です」「生活できない」で生活保護費がすぐ支給されるからだ。そこで彼らは小銭を定期的に確保して、やる事も無いままに再犯という負のループを繰り返してしまうのだ。ASKAは自分で勝手に東京オリンピックのテーマ曲を作っていたというが、その開会式を何処で見るであろうか?

Written by 西郷正興

Photo by ASKA 12

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