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NGリストで全メディアを敵に回したジャニーズ 起死回生の方法は「巌流島式記者会見」の開催│プチ鹿島

TABLO / 2023年10月11日 10時35分

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メンバーの在籍が確認できない?

ジャニーズ事務所の記者会見が今も議論になっています。それにしても「記者会見」ってそれだけで凄いコンテンツになりましたよねぇ。SNSで誰もが発信できるようになったから「あの答え方はなんだ?」と会見をしてる人だけでなく、「あの質問をしたのは誰だ?」という質問者への注目も集まるようになった。だから話題になりやすい。

こういう現象っていつぐらいからなのだろう? 2011年からの東電会見かもしれないし、比較的最近で印象深いのは2019年3月のイチローの引退会見だろうか。あの会見も話題になった。たとえば次のような質問がありました。

「開幕前、シリーズを大きなギフトとおっしゃっていたが、私たちのほうが大きなギフトをもらった。これからどんなギフトをくれるのか」
ん……? これからどんなギフトをくれるのか? イチローの大事な会見で一体何を言っているのだろうと思った。
調べてみるとそういうふんわりとした質問をしていたのはテレビ局の人だった。もちろん局側にも言い分があるはず。ワイドショーなどの視聴者は全員が野球に興味があるわけではない。なのでいかにイチローから「人生訓」「いい話」を引き出すかが勝負と考えたのだと思う。だからああいった質問になったのだろう。でもそれにしたってイチローの無駄遣いであった。

さてそう考えると記者会見は「質問や質問者が気になる」という視点も確実に増えてきていることがわかる。そこで思い出すのは今年おこなわれたキャンドル・ジュン氏の会見である。あの会見ではキャンドル・ジュン氏は質問者も登壇させて「顔が見える」形式にした。会見を見ている人に質問者の顔を「見せてあげた」のである。あえて言うなら「さらした」のである。ああいうところが氏のやり手な部分かもしれないし、ちょっと手ごわさを感じる部分でもある。

それにしても9月、10月におこなわれたジャニーズ会見はどちらも話題騒然となった。

ご承知の通り「NGリスト」も明らかになった。会見後の報道を見てみると「ガバナンスなお不透明」(日経新聞)とか「補償の具体的な中身は不明」(産経、朝日)など、「不透明」「不明」というワードが並んだのであった。つまりハッキリしたことをジャニーズ側は説明していなかった。やはり追加質問がないと聞く側もただのセレモニーになってしまうこともわかる。

というわけでもう一度記者会見をやるべきではないだろうか。

次は「時間無制限、ルールは互いのプライドのみ」でどうだろう。私は各所で提案しています。こういうルールなら事実の説明や確認をするまで何時間もかける覚悟が求められるし、記者側の力量も問われるだろうからだ。

ちなみにこのルールはアントニオ猪木とマサ斎藤の巌流島の決闘での猪木の言葉である。猪木は亡くなったが、猪木の言葉は今も役に立つ。時代が混沌としている証拠だと思います。(文@プチ鹿島 連載「余計な下世話」)

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