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「クマだァァ!」 車で遭遇したら“どうすれば”イイ? 「バック」はダメ!? 車内も危険に? “熊”を見つけた時の正しい対処法とは

くるまのニュース / 2024年5月18日 14時10分

暖かくなってきたこともあってか、近頃、突然熊が出没し襲われるニュースが相次いでいます。ではクルマを運転中に突然熊に遭遇したら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

■「熊だ!」クルマで熊に遭遇した時どうしたらいい?

 暖かくなってきたこともあってか、近頃、熊が市街地に出没し住民が襲われるといったニュースが度々見られます。
 
 ではクルマに乗っている際に突然熊に遭遇したら、どのように対応すれば良いのでしょうか。

 最近市街地では熊の出没が相次いでおり、なかにはサイクリング中や自宅の庭で襲われるなど、熊が人を襲うケースも報じられています。

 熊の出没増加について、札幌に住む住民Aさんに聞いたところ、以下のように話しています。

「個人的にはTVのローカルニュースや地方紙で取り上げられる回数は増えた実感があります。

 出没場所も家が隙間なく立ち並んでいる住宅街であったりするので昔とは変わってきているなと思います」

 住んでいる地域にもよりますが、Aさんの話のように、最近の熊出没増加を実際に肌で感じることがある様子がうかがえます。

 過去2021年6月には、北海道札幌市街地に体長1.6m、体重160kgほどのオスのヒグマが現れ市民4名が重軽傷、1名は肋骨が6本折れるといった重症となるなど、深刻な事件が発生したケースもありました。

 こうした痛ましいケースを避けるためにも、クルマに乗っていていざ熊に遭遇した場合にはどのように対処すれば良いのでしょうか。

 環境省および知床財団では、クルマで熊に遭遇した際の対処法について、以下4項目をアナウンスしています。

1.なるべく手前で距離を取ろう。むやみに近づかない
2.クルマの中にいよう。降りたらキケン!
3.窓を閉めよう。熊がクルマに威嚇することも…
4.スピードを落として速やかに通過しよう。路上停車は事故のもと!

 もしヒグマを見かけてもむやみに車外に出ることは危険なため、車内に留まること。また車内に留まるからといって安全という訳ではないため、過度に接近したり進路を塞ぐことのないように、見かけたらすぐに移動するといった心がけも大切だといいます。

 ホームページでは、実際にクルマの車内から熊が近づいてきた様子の写真も公開されており、かなり近い距離まで熊が接近している様子が分かります。

 実際のケースについてJAF札幌支部の担当者は、「クルマに対して攻撃的な行動を起こしたり、クルマを破壊する例の動画もあります」と話しており、続けて「車内にいるから安全と思わずに対処することが重要かと思います」と説明しています。

 車内にいるから安全と過信せずきちんとした対応をすることが大切だといえます。

※ ※ ※

 また北海道の自然環境局では、ヒグマに遭遇した際の注意事項について「野山では音を出しながら歩く」「フンや足跡を見たら引き返すなどとアナウンスしています。

 またヒグマの活動が活発になる早朝や夕方、ヒグマが人に気づきにくい濃霧や雨の天候など、「薄暗い時には行動しない」ことが大切だといいます。

 さらに、匂いの強い食べ物はヒグマを引き寄せ、味を覚えたヒグマは人に対して危険な行動を取るようになることもあるといい、食べ物やゴミを放置せず必ず持ち帰ることが大切です。なお、ヒグマにえさを与えることは条例で禁止されています。

 このほかヒグマの出没情報について、生息の多い北海道ではもちろん、熊の出没の多い各地域でも定期的に更新されているため、事前に確認するのが望ましいでしょう。

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