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“三浦半島の先端”に悲願のバイパス道路!? 「地獄の渋滞」解消へ三崎口~油壷を直結「西海岸線」計画が進行中!

くるまのニュース / 2024年5月22日 16時40分

神奈川県の三浦半島で、先端部へ伸びるバイパス整備計画が進行中です。いったいどんなルートで、開通すればどう便利になるのでしょうか。

■三崎港への「第2ルート」

 神奈川県の三浦半島で、先端部へ伸びるバイパス整備計画が進行中です。
 
 いったいどんなルートで、開通すればどう便利になるのでしょうか。

 神奈川県で観光エリアを抱える三浦半島。約20kmも海へ突き出した陸地に、横須賀や葉山、久里浜などいくつもの街があります。

 その先端部である三浦市は、南端の三崎エリアを中心に、観光需要が高くなっています。

 しかし、観光需要に道路のキャパシティが追いついておらず、慢性的な混雑に悩まされています。特に京浜急行の三崎口駅から三崎港までは交通機関でもバスやタクシーで行くしかありません。

 三崎口から三崎港までは山岳区間となり、実質的に県道26号「横須賀三崎線」が唯一のルートとなっています。この横須賀三崎線が昔ながらの狭い2車線の生活道路で、信号も連続し、ほぼ全区間で渋滞となることもあります。

 三崎口駅のすぐ南側、国道134号が西海岸と東海岸から合流してくる「引橋交差点」も有数の渋滞ポイントです。葉山方面と久里浜方面から交通流がやってきて、どちらも三崎港へ向かうため、完全にボトルネックとなるのです。

 さて、その解決策として計画されているのが「三浦縦貫道路」「西海岸線」です。

「三浦縦貫道路」は、横浜横須賀道路の「衣笠IC」から分岐して南下するバイパスで、2020年に武山からさらに先、三浦市初声町までが開通しています。

 その先、肝心の三崎方面へは、まだ事業化に向けた動きが見られません。そこまで開通してしまうと、いよいよ三崎エリアの交通集中がひどくなるからです。

 それよりも先に、三崎エリア側のバイパス道路として進行中なのが「西海岸線」です。

「西海岸線」は、三崎口駅前からまっすぐ西海岸の小網代港へ向かい、油壷へ直結する約2.5kmの道路です。油壷まで到達すれば、あとは既存の道路でぐるっと回って、横須賀三崎線とは別ルートに分散して三崎港へ向かえるというわけです。

 開通すれば、三崎港への「第2ルート」となり、さらに、三崎港と肩を並べる観光スポットである油壷の海岸線へのアクセスも向上します。

 気になる進捗ですが、2023年度についに用地測量に着手し、着工に向けて県が動き出しました。2024年度予算にも「交流幹線道路網等の整備」事業にリストアップされ、97億円の予算のなかで割り当てられています(割当額の詳細は未発表)。

 ちなみに、ここへ京浜急行が鉄道延伸する計画もありました。しかし2016年に計画は凍結され、京急が運営する水族館「京急油壺マリンパーク」も2021年に閉館となっています。

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