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農作物の作付けから販売まで教える「農業塾」 滋賀・米原市が受講生募る

京都新聞 / 2023年6月17日 9時0分

「まいばら農業塾」のチラシを手に参加を呼びかける米原市職員(滋賀県米原市役所)

 滋賀県米原市は、8月初旬から「まいばら農業塾」を開く。地域農業の新たな担い手を育成するため、市内で農業に従事したい人を対象に実習と座学で農作物の作付けから販売までを伝授する機会を初めて設けた。米原市は「農業を志す人が出会ってつながり、将来の米原の農地を豊かにしてほしい」としている。6月1日から受講生の募集を始めている。

 市によると、近年、市内の農産物直売所から市内産の野菜の陳列棚が減少し「農業プレーヤーが少なくなっている懸念がある」(市農政商工課)という。

 一方、新たに田舎暮らしや就農、食べる分だけの食を得る農業とやりたいことをして社会に関わる生活様式「半農半X」など、多様な「農ライフ」を実現したい移住者や若者、定年帰農者がいるとみて農業塾を企画した。

 農業塾は、8月5日~2024年1月27日の土曜の計10回。実習は同市世継の農場、座学は同市宇賀野の道の駅「近江母の郷」でそれぞれ行う。県湖北農産普及課の普及指導員やJAレーク伊吹の営農指導員、市内の農業者らが講師を務め、土づくりから畝立て、肥料散布をはじめ、キャベツやブロッコリー、ハクサイの定植作業やダイコン、カブの種まきや間引きなどを教わる。耕運機や草刈り機の扱い方や農薬散布などの実習などもある。

 市農政商工課は「四季を感じ、土を耕し、作物を育て、収穫を喜ぶ。販売して消費者にも喜んでもらえる。一連の流れを実感してもらうことが農ライフの実現の糧になる」と期待を寄せる。

 定員10人程度。申し込みは7月12日まで。多数の場合は抽選。受講料は2千円。問い合わせは同課0749(53)5141。

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