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まるで天然コルセット?知っておきたい骨盤底筋群の基礎知識

つやプラ / 2020年2月22日 21時30分

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女性にとって重要なインナーマッスル「骨盤底筋群」。英語では「pelvic floor muscle(ペルビック フロア マッスル)」といいますが、骨盤底筋群とは骨盤の底の部分にある筋肉や靭帯の総称です。

ハンモックのように、子宮や膀胱などの大切な臓器を支える重要な働きをしています。骨盤底筋群が出産や加齢などによって緩んだり衰えることにより、尿漏れや骨盤のバランスの乱れなどの不調を招くことがあります。

フィットネス美トレーナーの筆者が、アラフォー世代の女性にはしっかりと理解していただきたい「骨盤底筋群」についてわけてわかりやすく解説いたします。

自分の身体を理解するためにも要チェックですよ。

■「骨盤」は、いくつもの骨からできている

骨盤は「大きな腰の骨」というイメージがあると思いますが、実は、いくつもの骨が集まってできています。骨盤は、「腸骨」「恥骨」「坐骨」「仙骨」「尾骨」の5つの骨が集まって構成されています。

皆さんは、「骨盤」の模型や絵を見たことはありますか? 骨盤は器のような形をしていて、底の部分は空洞で穴が空いているような見た目をしています。

「骨盤の真ん中に穴が空いていたら、大切な臓器が落ちてしまうのでは?」と心配になりますが、この穴が以下でお話する「骨盤底筋群」の働きに深くかかわっています。

■「骨盤底筋群」の働き3つ

(1)内臓を支える

先ほど、骨盤は器のような形をしていて器の底は空洞になっているというお話をしました。その器には、私たちの大切な内臓が乗っかるように位置しています。

その大切な内臓が落ちないように、骨盤の空洞の穴をおおうようについているのが「骨盤底筋群」なのです。

(2)排尿・排便・生理などをコントロール

くしゃみや咳をした時に「尿漏れ」が気になったことはありませんか?

私たちは普段の生活のなかで、尿や便などの排泄物が出てこないように骨盤底筋群でコントロールています。排泄をする際は、骨盤底筋群が緩むようになっています。

このように、骨盤底筋群は「締める」「緩める」を自分の意志でコントロールすることができる筋肉なのです。

(3)コルセットがわりに

健康診断等でレントゲン写真を撮ったことがある方は、胸の部分のレントゲン写真を思い浮かべてみてください。骨盤の上には背骨があり、肋骨がついています。

肋骨と骨盤の間の骨は、背骨です。しかし、実際は背骨だけではなく、私たちの大切な内臓があります。骨盤底筋群を含む「腹横筋」「多裂筋」「横隔膜」のインナーユニットと呼ばれる4つの筋肉が、私たちの大切な内臓を包み込みコルセットのように身体を支えてくれているのです。

このように、骨盤底筋群は私たちの身体の大切な筋肉なのです。女性の身体は、男性にはできない、「出産」という神秘的で大切な働きをします。そして、出産や加齢とともに身体の機能は衰えてゆくのも受け入れなくてはならない事実です。

(フィットネス美トレーナー MIKA
フィットネス指導歴30年。ヨガ、サップヨガ、ピラティス、フィットネス全般指導、各種イベント講師。心とカラダの健康美をサポートする「フィットネス美トレーナー」として活動中。)

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