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23年夏はまたしても「ジャンプアニメ」が話題? 待望の続編や復活作品が強すぎ

マグミクス / 2023年6月26日 12時15分

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■令和の世に剣心復活

 2023年の夏クールのアニメは、60本以上の作品が放送されますが、そのなかでも「週刊少年ジャンプ」のヒット作のアニメが注目を集めています。『鬼滅の刃』や『SPY×FAMILIY』(「ジャンプ+」の作品)の大ヒットも記憶に新しいなか、7月からは懐かしの人気作の再アニメ化や、待望の2期が話題となり、ファンが待ちわびている状態です。特に注目の3作を改めて紹介します。

●『るろうに剣心 -明治剣客 浪漫譚-』2023年7月6日スタート

 1994年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、1996年にはTVアニメ化を果たし、2012年からの実写映画シリーズもヒットした『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』が、令和の世にフジテレビのノイタミナ枠で蘇ります。

 幕末最強とも謳われた「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心は、ある出来事をきっかけに人を殺すのを止め、不殺(ころさず)を誓い明治維新を迎えました。神谷活心流道場の師範代・神谷薫と出会った剣心は、ひょんなことから道場で暮らすことになり、剣を奮って町の人々を守る日々を送ります。しかし、剣心の存在はさまざまな事件を次々と引き寄せ、喧嘩自慢の相楽左之助、かつての宿敵・元新選組の警官・斎藤一、御庭番集の四乃森蒼紫たちなど、強敵との激しい戦いが剣心を待ち受けていたのでした。

 以前のアニメ化では連載に追いついてしまうなどの理由からオリジナルストーリーも展開されていましたが、今回は原作者の和月伸宏先生が完全監修を行うと発表されており、原作に忠実な展開が予想されます。声優についても一新されており、剣心役は斉藤壮馬さんが務めます。ここ20年余りで飛躍的に向上したアニメ演出は、果たしてどれだけ見事な『るろうに剣心』を描き出してくれるのか、要注目の作品と言えるでしょう。公園で傘を手に、牙突を真似する子供たちがまた現れるかどうかも、興味深いところです。

●『BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー』:2023年7月8日スタート

 2001年から連載が開始され、累計発行部数は1億3000万部を記録する大人気作品『BLEACH』は、かつて2004年から2012年までTVアニメ化され、全366話が放送されています。しかし、原作最終章となる「千年血戦篇」はアニメ化されずじまいでした。

 そして、令和の時代となり満を持して『BLEACH 千年血戦篇』の分割4クールでの制作が発表され、22年10月に第1クールが放送されています。第1クールのラストでは、自身に死神と滅却師(クインシー)の血が流れていることを知った一護が、紆余曲折を経て、二刀一対となった新たな斬月を手にしました。

 そして、第2クールにあたる『BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー』は、この7月からTV東京系列局などで放送されます。5月に公開されたキービジュアルでは、これまでともに戦ってきた戦友である黑崎一護と滅却師の石田雨竜が互いに背を向けて立っており、「訣別」の時が来たことが匂わされています。厳しさを増す状況のなかで、友と決別した一護を待ち受ける敵は果たして何者なのでしょうか。長きにわたる戦いの終幕まで、今回含めあと残り3クールです。

■大人気キャラ・五条悟の過去が描かれる

●『呪術廻戦 懐玉・玉折』(第2期):2023年7月6日スタート

TVアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」キービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 2018年から連載が開始され、2020年にTVアニメが人気を博し、2021年公開の『劇場版 呪術廻戦 0』が爆発的なヒットとなった『呪術廻戦』は、TVアニメ第2期に当たる「懐玉・玉折」の放送が7月6日からMBS/TBS系列全国で開始されます。

 今回まず描かれるのは、現代最強の呪術師である五条悟(ごじょう・さとる)と夏油傑(げとう・すぐる)の高専時代の物語である「懐玉・玉折」です。かつてはともに多くの任務をこなし、無二の親友同士だったふたりがなぜ決別に至ったのか。『劇場版 呪術廻戦 0』でも示唆された、特級呪術師たちの秘められた過去がついに明かされます。

 そして「懐玉・玉折」の終了後は、時間軸を第1期の後に戻し、再び虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)を主人公として「渋谷事変」が描かれる予定です。2018年10月31日、渋谷に最大半径400mの「帳(とばり)」が多数下ろされ、多くの一般人が閉じ込められてしまいます。呪術高専も虎杖たち多数の呪術師を派遣し対処に当たろうとしますが、事変の首謀者である夏油と多数の特級呪霊、最悪の形で現れた最凶の存在「両面宿儺(りょうめんすくな)」との激しい戦いは、術師、そして東京そのものに未曽有の混乱と被害をもたらしてしまうのでした。

 作者・芥見下々先生が、2021年2月27日に放送されたTV番組「漫道コバヤシ」にて、「『呪術廻戦』の3つある山場の1つ目」と発言したほどの重大事件である「渋谷事変」は、一流のクリエイターたちの手により、どのように描かれるのでしょうか。今夏の最高の注目作品のひとつであることは間違いないでしょう。

(ゆうむら)

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