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「友達の誰もクリアできてない」タイトルだけは有名… 鬼ムズなファミコンソフト3選

マグミクス / 2024年5月1日 21時25分

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■クリアできたら英雄扱い? ハードルが高すぎたファミコンソフト

 ファミコンソフトのなかには、大ヒット作がある一方で、ゲームバランスが悪かったり、致命的なバグがあったりなど、問題を抱えたソフトが多かったのも事実です。「問題作」の難易度の高さに、多くの子供たちがサジを投げ、なかには「クリアできた人を周囲で見かけなかった」ほどのソフトも存在します。

 シンプルな難しさで、当時の子供たちを苦しめたタイトルのひとつが、1985年にバンダイから発売された『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』です。発売当時に人気を博していたアニメ『オバケのQ太郎』を題材にした、全12面のステージを冒険する横スクロールアクションゲームです。

「Q太郎」を操作するフィールド上には、さまざまな障害物が出現します。Q太郎が苦手な犬のほか、スズメやカラス、風船、工場の煙突から出ている煙にまでも、触れるとダメージを受けてしまい、最初のステージすらクリアするのが困難です。当時を振り返る人からは、「何度も友達と一緒にやったけど、誰ひとりクリアできなかった」などの声があがっていました。

 1988年にバンダイから発売された『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』も、多くの子供たちを悩ませました。本作はSDキャラ化された仮面ライダー1号、2号、V3を主人公としたアクションRPGです。全4ステージ構成で、「育成」や「資金集め」といったコツコツとプレイする要素があるにもかかわらず、本作にはセーブ機能がありません。ゲームクリアには少なくとも数十時間が必要だといわれており、これには多くの子供が頭を抱えながら、クリアを目指していました。

 また、1985年にアーケード版からファミコンに移植されたナムコの『ドルアーガの塔』も、難易度の高いゲームでした。本作は各ステージの迷宮をさまよいながらアイテムを集め、塔の最上階に潜む「ドルアーガ」の撃破を目指すアクションRPGです。重要となるのが、各迷宮内に隠されている宝箱のアイテムです。これを収集することによって、プレイヤーが操作する王子「ギル」が強くなり、簡単に敵を討伐できるようになります。

 しかし、肝心の宝箱の出現条件がすべてノーヒントでした。さらに、その条件は各階層によって異なり、難解なものが多かったのです。「敵の放つ呪文を複数回受ける」「扉の鍵を拾う前に扉本体に接触する」「敵キャラを倒さずに鍵を拾って扉を開ける」など、「嫌がらせじゃないか?」と思ってしまうほど難しい条件が用意されていました。

「クリアできるもんならクリアしてみろ」といわんばかりの難しさに燃え上がり、挑戦する子供たちは多数いたものの、全60階を踏破できた人は少なかったのではないでしょうか。現在は、難易度の高いゲーム攻略の様子を、気軽に動画で観られるようになりました。ですが、ファミコン全盛期の時代にクリアできたプレイヤーは、知る人ぞ知る存在だったのです。

(マグミクス編集部)

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