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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第1回 Power Query(パワークエリ)の概要と具体的な活用例

マイナビニュース / 2024年5月13日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

近年、手間のかかる作業をPCに処理させる「自動化」が注目を集めている。Excelを自動化するために、VBAに挑戦してみた方もいるだろう。しかし、VBAはプログラミング言語の一種になるため、得手/不得手があるのも事実。そこで、この連載では「ノーコード」で自動化を実現できるPower Query(パワークエリ)の使い方を詳しく紹介していこう。

ノーコードで自動化を実現するパワークエリ

Excelはビジネスに必須のアプリであり、詳しくなればなるほど便利で快適なツールとして活用できるようになる。しかし、どんなにExcelスキルを磨いても、状況によっては「面倒で単調な作業」を強いられてしまうケースがある。

このような場合にぜひ覚えておきたいのが「パワークエリ」と呼ばれるツールだ。パワークエリはExcelに標準装備されているツールで、サブスク版のMicrosoft 365はもちろん、Excel 2021/2019/2016で使用することが可能となっている。

このツールを上手に使うと、日々のExcel作業を自動化できるようになる。パワークエリは「ノーコード」でも使えるように設計されているため、プログラミングが苦手でVBAに挫折した経験がある方でも十分に対応できるツールとなる。

ということで、「パワークエリ」の詳しい使い方を本連載で紹介していこう。この出会いをきっかけに「Excelの新しい活用方法」を発見して頂ければ幸いだ。

なお、本連載では、Excel 2021をベースにパワークエリの使い方を解説していく。他のバージョンのExcelでは画面表示などが若干異なる部分もあるが、基本的な操作手順は同じと考えてよい。よって、Excel 2021以外を使用している場合でも十分に参考になるはずだ。
簡単だけど少し面倒なExcel作業の例

まずは、パワークエリの概要を知るために、具体的な例を紹介していこう。以下の図は、あるハンバーガー店が日々の売上データをExcelで記録したものだ。売上データは1日ずつ別のExcelファイルに記録されており、現時点では3日分のデータ(4月1日~4月3日)が保存されている。

各ファイルの内容を紹介していこう。各日の売上データは、提供方法(店内飲食/テイクアウト)や分類(バーガー類/サイドメニュー/ソフトドリンク/アルコール)に分けて記録されている。たとえば、「4月1日の売上」のExcelファイルには、以下の図のような形式で売上データが記録されている。

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