バイプレイヤーの泉 第130回 『JKと六法全書』黒木瞳、なぜ彼女は毒母を演じると日本一なのか
マイナビニュース / 2024年5月3日 6時0分
幼少期から熱血ドラマオタクというエッセイスト、編集者の小林久乃が、テレビドラマでキラッと光る"脇役=バイプレイヤー"にフィーチャーしていく連載『バイプレイヤーの泉』。
第130回は女優の黒木瞳さんについて。年齢が63歳と聞いてぶっ飛びました。1985年宝塚歌劇団を卒業以降、見た目も、いつも前を向いて凛としているイメージもまったく変わりません。約40年間トップの座を譲らず、第一線を直走り続ける理由は何なのでしょうか。
○祖母役と言われても解せない絵面
まずは現在、黒木さんが出演中のドラマ『JKと六法全書』(テレビ朝日系)のあらすじを。
17歳、女子高生の桜木みやび(幸澤沙良)は、高校一年生で司法試験に合格した弁護士だ。地元の青森県を離れて、東京で弁護士事務所を営む桜木華(黒木瞳)の元にやってきた。みやびはあらゆる案件に携わり、見習いの新人弁護士として働くことになる
作品そのものは1話完結のコメディードラマ。毎回みやびが難事件を独自の視点で解決していくことが、物語のキモになりそうだ。みやびと毎回タッグを組むことになる、弁護士・早見新一郎(大東俊介)の存在もちょっとダメ男な雰囲気がしていい。深夜に観る作品としては興奮しすぎない、適温ドラマだと言える。
その主役の背後に控えているのが黒木さん演じる、華。なんと今回は、女子高生の孫を持つ祖母役を演じているのだ。『JKと六法全書』内では「おばあちゃんと呼ばせない」という華の持論のもと、「はなはな」と呼ばせているものの、見た目はどう見てもお母さん。百歩譲っても親戚のおばさん。黒木さんの実年齢から考えるとキャスティングは正解ではあるけれど、どうにも納得できない絵面だ。これも作品における見どころの一部なのだろうか。
それにしても黒木さんがおばあちゃん……(いけない、怒られる)。彼女のブレイクのきっかけになった、映画『失楽園』(1997年)はいつの間にか、古き良き映画に分類されていた。
○毒母役が増えても人気は衰えず、増すばかり
私がドラマで黒木さんを見ていて気づいたのは、毒母役が多いことだ。毒母とは現代用語の1つであり、多様な意味がある。我が子を異常なまでに過保護にすることもそうだし、存在を見下す、育児放棄をすることも毒母の意味に含まれる。いずれにしても子どもにとって悪影響を及ぼす存在だ。
黒木さんが出演した作品を全網羅できているわけではないので、私が見かけた毒母役としては以下になる。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「宝塚」退団後に活躍していると思う芸能人ランキング! 2位「黒木瞳」を抑えたダントツ1位は?
オールアバウト / 2024年5月7日 19時40分
-
生瀬勝久、『JKと六法全書』に登場 みやび(幸澤沙良)と遭遇していた過去が
マイナビニュース / 2024年5月4日 0時15分
-
「おじさんの夢と幻想」「オッサンの為のドラマ」テレ朝の“現役JK弁護士”ドラマに賛否の声
週刊女性PRIME / 2024年5月1日 19時0分
-
JK弁護士、魂のラップ披露 部活と仕事重なるピンチも『JKと六法全書』
マイナビニュース / 2024年4月26日 7時0分
-
『JKと六法全書』主演・幸澤沙良が初めてのラップに挑戦 ラッパー役の奥野瑛太と対決
ORICON NEWS / 2024年4月26日 7時0分
ランキング
-
1山口智子は「キレイ」中山美穂は「似合ってない」“50代金髪”イメチェン評価が分かれたワケ
週刊女性PRIME / 2024年5月23日 11時0分
-
210年前に大大大ブレークした芸人、当時のギャラを告白 周囲も“ドン引き”の金額…「恐ろしいなテレビ」
スポニチアネックス / 2024年5月23日 11時24分
-
3星野源への「憶測」投稿を否定 「法的措置を含む対応を検討いたします」 アミューズ法務部が午前3時に緊急対応
よろず~ニュース / 2024年5月23日 9時50分
-
4元「ジュディマリ」YUKI、52歳の姿に衝撃広がる「やばい」「なんで」「こんなことに…」
スポーツ報知 / 2024年5月23日 12時35分
-
5北村匠海「何年経っても攻撃は止むことはない」 誹謗中傷被害に悲痛「傷つける為に言葉を使わないで」
スポニチアネックス / 2024年5月23日 15時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください