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PCI-SIG、OCuLinkの後継となるCopprLink Cable Specification 1.0をリリース

マイナビニュース / 2024年5月6日 8時0分

配線長は最大1mとされ、コネクタはSNIAのSFF-TA-1016を前提にしている。SFF-TA-1016はx4/x8/x16に対応した4種類のプラグ/レセプタクルが標準化されており(Photo04)、これでx4~x16までに対応できる。OCuLinkはSFF-8611を前提にしており、こちらはx4とx8の構成しかなかったから、x16が必要な場合は(Photo01でもそうだが)2つのx8コネクタを併用してx16構成としていた。

今回はこれが1つのx16で済む形になる訳だ。なおSFF-TA-1016はこんな縦型(Photo05)にも対応しており、利用する環境に合わせて選べる格好だが、これ利用する側からするとPhoto04タイプとPhoto05タイプでプラグの形状が異なるので、ケーブルの用意とかでちょっと混乱を招きそうではある。

一方のExternal Cableがこちら(Photo06)であるが、こちらは最大配線長が2mとなっている。

コネクタは外部接続という事もあり、Internalよりごっついタイプ(Photo07)になっている。

こちらもx4~x16の3種類が用意されている。ちなみにSFF-TA-1032に関しては、現時点ではまだDraft Revision 0.0.14の段階であり、なので最終的には若干形状などが変わる可能性が残されている。ただもうメーカー、例えばTE ConnectivityはPCIe Gen5/Gen6用コネクタとしてSFF-TA-1032準拠のプラグ/レセプタクルをラインナップしており、余程の事が無ければこのまま標準化されそうである。

ちなみにこのCopprLinkは32GT/secの信号に対応しており、なので32GT/sec NRZのPCI Express Gen 5と32GT/sec PAM4のPCI Express Gen 6の両対応となっている。現在仕様策定中であるPCI Express Gen 7に関しては、“The Electrical Work Group has already begun pathfinding work on CopprLink Cables for PCIe 7.0 technology at 128.0 GT/s, showcasing PCI-SIG's commitment to the CopprLink Cable specifications.”というコメントが出ており、実現できるかどうかは兎も角として、少なくとも仕様策定作業を開始している事は間違いない。もっともまだ肝心のPCI Express Gen 7そのものの仕様が定まっていない(現状はDraft 0.5)から、まだ“Pathfinding”状態なのは止むないところだろう。

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