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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第149回 延べエントリー数9,000件! 格ゲーの盛り上がりを象徴するイベントになった「EVO Japan 2024」

マイナビニュース / 2024年5月6日 15時48分

2024年1月リリースと発売してから期間の短い『UNDER NIGHT IN-BIRTH II』と『鉄拳8』が初の大型オフライン大会であったり、かたや今年25周年となる『ストリートファイターIII 3rd Strike』があったりと、今誰が強いのかがまったく未知数のタイトルがあれば、『スト6』や『ギルティギア ストライヴ』『グランブルーファンタジーバーサス ライジング』のように実力者がそろっているタイトルもあり、誰が勝ち抜けるのか見所の多い試合ばかりでした。

特に、決勝に進出した半数以上を締める韓国勢をすべて蹴散らし優勝したチクリン選手や、カプコンカップでの活躍が記憶に新しいMenaRD選手がEVO Japanでもその強さを如何なく発揮し優勝したのは、観たものすべてに感嘆と感動の声をあげさせていました。

そしてタイトルごとに、メーカーがサプライズ発表を用意しており、こちらも観客を多いに沸かせていました。特に『スト6』の年間チャンピオンを決める大会「CAPCOM CUP(カプコンカップ)」の日本開催発表には会場全体が驚愕と歓喜で沸き立ちました。過去最大の規模で開催した「EVO Japan 2024」は概ね成功と言える内容だったのではないでしょうか。

最後に1つだけ提言させていただくとすれば、優勝選手の撮影とインタビューをするエリアについてです。会場内にあったため、かなり騒がしいなかで行わなくてはならない状況でした。

フォトスポットもパネル自体に照明が当たるようになっており、選手の顔が暗くなってしまう仕様。会場は天井が高いので、パネルをしっかりとみせるには仕方ない照明だと言えますが、別室を用意すれば騒音の問題も含めてクリアできたでしょう。

また、プレスルームも会場内にパーテーションで区切られただけになっており、選手などを呼んで個別取材ができる環境にはありませんでした。

今後、ますます「EVO Japan」の規模が大きくなっていけば、海外からのメディア数が増えていくのは目に見えています。日本で開催している大きな大会を世界に知ってもらうためにも、このあたりは整備していく必要があると思います。

ともあれ、参加者の多くにとって満足度の高いイベントになったことは間違いありません。次回もより大規模になっていき、多くの人が楽しめるイベントとして開催されることでしょう。

著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas この著者の記事一覧はこちら
(岡安学)



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