バカリズム、『ブラッシュアップライフ』執筆時を回顧「脚本が面白くなかったらバチがあたるんじゃ…」

画像提供：マイナビニュース

昨年1月期に放送された日本テレビ系ドラマ『ブラッシュアップライフ』および同作の脚本を手掛けたバカリズムが、「第32回橋田賞」で橋田賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式にバカリズムらが登壇した。

脚本家・橋田壽賀子さんが理事を務めていた橋田文化財団が主催し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげた番組と人に贈られる同賞。『ブラッシュアップライフ』は、「緻密に練られた伏線と、軽妙なセリフの会話劇で、ドラマの面白さを再認識させた。俳優陣の演技も見事で、視聴者から熱い共感を呼ぶドラマに仕上がっていた」、バカリズムは「『ブラッシュアップライフ』でのアイデアにあふれたオリジナル脚本が見事。自然なセリフや巧みな構成で多くの視聴者の心をつかんだ」として橋田賞が贈られた。

バカリズムは「このたびは素晴らしい賞をいただきありがとうございます。『ブラッシュアップライフ』という作品は、最高のスタッフさんたちと、安藤サクラさんをはじめとする超一流の役者さんたちに囲まれて、これで脚本が面白くなかったらバチがあたるんじゃないかというくらい、本当に恵まれた環境でのびのびと書かせていただいたので、それがこういった形で評価していただき本当にうれしく思います」と喜びを語った。

そして、「強い社会に向けたメッセージがあるわけでもなく、大きな事件もなく、なんとなく自分の中にある、結局地元の友達とファミレスとかでダラダラしゃべっているのが一番楽しいよねっていう、ぼんやりとした感覚だけで書き進めたのですが、それが結果的にいろんな方に共感していただき、こういった形で評価していただくことができてよかったなと思います」と述べ、「また素晴らしい方たちと一緒に作品をつくることができるように明日から頑張っていきたいと思います」と気を引き締めていた。

■橋田賞大賞
該当なし

■橋田賞
『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)
『ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―』(TBS)
連続テレビ小説『らんまん』(NHK)
相葉雅紀(俳優・歌手・タレント)
神木隆之介(俳優)
北川景子(俳優)
バカリズム(お笑い芸人・脚本家)
大下容子(テレビ朝日アナウンサー)

■橋田賞新人賞
浜辺美波(俳優)
趣里(俳優)

■橋田賞特別賞
井上順(タレント・歌手・俳優)

■野村昭子賞
大方斐紗子(俳優)