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昆夏美&大原櫻子、ミュージカル『この世界の片隅に』開幕で「届いてる」実感

マイナビニュース / 2024年5月11日 5時0分

画像提供:マイナビニュース

ミュージカル『この世界の片隅に』の開幕記念会見が11日に東京・日生劇場で行われ、昆夏美、大原櫻子、海宝直人、村井良大、アンジェラ・アキが登場した。

同作はこうの史代氏による同名漫画のミュージカル化作。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る作品となっている。映画化、実写ドラマ化もされ、この度新たにミュージカルとして上演される。
○■ミュージカル『この世界の片隅に』開幕記念会見にキャスト陣登場

会見時の気持ちを「色に喩えて」と無茶振りされると、前日に初日を終えた昆は「新作のミュージカルですので、まだ色が全くついていない状態の白だと思うんですけど、この作品のあたたかみという部分を入れると、真っ白というよりオフホワイトかなと思いました」と表す。「お客様がいてくださることによって作品が誕生するのは本当だなと感じて、『どういう作品が目の前に繰り広げられるんだろう』というワクワクだったりソワソワだったり。始めはシーンとしている感じだったんですけど、徐々に作品の温度感を受け取ってくださって、劇場が一体になる感じもしていて、笑いや拍手を肌で感じて、『届いてるのかな』という印象で初日を迎えられました」と手応えを感じている様子だった。

同じく前日に初日を迎えた海宝は「世界初演ということで、観客の皆様も僕たち演者も緊張感のあるところからはじまりましたけど、あたたかくお客様に迎えていただいて、肌で感じることができて、皆様のおかげでいい初日を迎えられたと思っています」と感謝。「一色というよりはさまざまなパステルのような優しいカラーで作品を彩っていただいたという感じがしています」と表現した。

一方、会見の後に初日公演を控えていた大原「今の素直な気持ちはオレンジです、演じている私自身もそうですし、昨日お二人の初日を観させていただいた時も、お客様があたたかい気持ちで劇場を出られるなと感じていたので」と回答。村井は「先ほど最後の通し稽古を終えた時は青色だったんです。自分でもびっくりするぐらい冷静で。これから本番に向けていくために、赤を混ぜて紫にして臨みたいと思います」と意気込む。

今作で音楽を手掛けたアンジェラは「4人のおっしゃってる色が私の中でもすごくしっくりきて。私はこの作品と共に4年近く時間を費やしてピアノと1人でずっと向かいって作ってきたものが、演者さんの全ての人たちの声を通して新しいものに生まれ変わったと思うので、お客さんと一緒に作っていくカラーだなと思うので、自分の言葉を借りて言いますけど、『自由の色』なのかなと」作中の曲タイトルで表し、キャスト陣も「おお〜」と感心。「それぞれの公演が違う色に染まっていく、自由な新しい作品が毎晩生まれるような気がします」と期待を寄せた。

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