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児童相談所=悪なのか? 知られざる一時保護所の実態

ニューズウィーク日本版 / 2017年2月23日 11時35分

「児相はけしからん」という主張がされがちなのは、声を上げるのは親ばかりという現状があるからだと著者は指摘する。しかし、大切なのはそのような感情論ではないはずだ。今後、行政にどんなことをしてもらうべきか、それだけでなく、広がりを見せる「子ども食堂」がそうであるように、民間にできることはないのかなどを私たちひとりひとりが考えていく。

本当に求められているのは、そのようなことではないだろうか。



『ルポ 児童相談所:一時保護所から考える子ども支援』
 慎 泰俊 著
 ちくま新書


[筆者]
印南敦史
1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。現在は他に、「ライフハッカー[日本版]」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などで連載を持つほか、多方面で活躍中。2月26日に新刊『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)を上梓。


印南敦史(作家、書評家)


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