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子どもの文章力がぐんぐん伸びる「魔法の3ステップ」...なぜ「褒める」だけではダメなのか?

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月20日 9時30分

Step2で質問した気になる箇所について、お子さんの意図をもっとわかりやすく文章化できるよう、肯定的な提案をしてください。

その際は、「そのことを伝えたいのならばこういうふうに書いたらどうかな?」など、あくまで決定権はお子さんに委ねた問いかけをすることが重要です。

文法的におかしな箇所もお子さんの確認不足かもしれません。「間違っている」とすぐに指摘するのではなく、「変なところはないかもう一回読んでみようか」といった提案をしながら、本人が気づかなければ指摘するように進めてみてください。

自分の考えと書いた文章に責任を持たせる

お子さんが文章を書くときは、必ず自分の名前を明記させてください。名前を書くことで、自分の文章に対する責任感が生まれます。

「なぜいちいち名前を書かなくちゃいけないの?」とお子さんに尋ねられたら、こう答えてください。

「あなたが書いた文章はあなたの考えであり、あなたの知識だからだよ。それをきちんと守るためにも名前を書くんだよ」

加えて、「裏を返せば、他人が書いたものは他人のものである」ということも強調してください。自分の文章が自分の財産であるのと同様に、他人の文章は他人の財産であるということです。

ハーバード大学は盗用に対し厳格な姿勢を貫いています。ライティングの授業においても、無断盗用や盗作のないように厳しく指導しています。

 

インターネットでいくらでも他人の文章に触れられる時代です。だからこそ、お子さんにも、まずは自分の考えや書いたものが大切であること、他人が書いたものも同じように大切であることを教えてあげてください。

また、SNSにアップする際は個人情報保護の観点から、限定公開にしたり、お子さんが自分で考えたペンネームを使うとよいでしょう。

『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』
 ソン・スッキ [著]岡崎暢子[訳]
  CCCメディアハウス[刊]

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