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自民党に逆風止まらず…小田原市長選で推薦の現職が大敗、裏金問題&規正法改正案など影響か

日刊スポーツ / 2024年5月20日 14時25分

自民党本部(2021年撮影)

19日に投開票された小田原市長選挙で、無所属の元市長、加藤憲一氏(60)が、自民党、日本維新の会、国民民主党が推薦した現職の守屋輝彦氏(57)ら2人を破り、当選した。加藤氏は前回2020年の市長選で守屋氏に敗れており、4年ぶりに返り咲き、通算4期目となった。

小田原市のホームページによると、守屋氏は加藤氏に約2万票差をつけられての大敗。前回は、544票差で加藤氏を破り、初当選していた。

前回は僅差での勝利だったとはいえ、自民が推薦した現職が敗れ、前職が返り咲くというケースは異例。永田町では、自民党の裏金問題や、政治資金規正法改正をめぐる消極的な対応が影響したのではないかとの見方も出ている。

投票率は48・17%で、前回を1・38ポイント上回っており、有権者の関心が高まったことを裏付けている。

小田原市は自民党の牧島かれん前デジタル相の地盤、衆院神奈川17区に含まれる地域。選挙中は河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相ら人気応援弁士も入ったが、大敗となった。

自民党内では、いずれは衆院選が行われることを踏まえ、有権者の逆風を深刻に受け止める向きもある。 自民党は今年2月の群馬・前橋市長選で、公明党とともに推薦した無所属現職が野党系の無所属新人、小川晶氏に惨敗。群馬は、昭和の時代からの「自民王国」だけに、党内に大きな衝撃をもたらした。先月の衆院島根1区補選でも、立憲民主党との与野党対決の末に自民候補が敗れており、選挙での「負のスパイラル」が続く事態になっている。

一方、加藤氏を支援した立憲民主党の蓮舫参院議員は20日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、加藤氏の当選を伝えるネットニュースを引用しながら「『加藤けんいち』候補の勝利。自民党支持団体を中心に組織を固めた現職候補に20000票もの差をつけました。小田原市民の力、ボトムアップの市政を期待します」と投稿した。

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