「ロシア人のウクライナの土地に対する執着は度を越している」ウクライナ出身の国際政治学者が停戦論を完全否定
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年2月21日 20時25分
ウクライナ出身の国際政治学者のグレンコ・アンドリーが2月21日(火)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ウクライナを電撃訪問したアメリカのバイデン大統領について語った。
アメリカのバイデン大統領が2月20日、ウクライナの首都キーウを予告なしに訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。バイデン氏のウクライナ訪問は去年の2月24日のロシアによる侵略開始以降、初のこと。ロシアの侵略を撃退するためウクライナに5億ドル(日本円でおよそ670億円)規模の軍事支援を実施すると表明。対ロシア制裁を強化する考えも示した。
グレンコ・アンドリー氏は電撃訪問について「歴史的な出来事。周辺地域の安全を完全にコントロールしていない状態での訪問はかなりハードルが高い。それを乗り越えて来たということは、ウクライナとの連帯を世界に示すことの重要性が分かる」と分析した。
また2月24日で侵略から1年を迎えたことについてロシアのこれまでの戦いを4段階に分類した。1つ目が首都キーウの制圧を狙った電撃戦。2つ目が大量の砲弾を撃ち込む作戦。3つ目がインフラを狙った作戦。そして4つ目が人員の大量投入。この戦い方のポイントは「うまくいかなくても次から次へと新しい手段に切り替わること」と指摘。
さらに停戦論の現実味について「ロシア人のウクライナの土地に対する執着は度を越している。ロシア人からするとどんなに時間がかかっても、どんなにロシア人の命が失われても構わない。100万人、200万人が亡くなってもウクライナの土地を手に入れることが出来るなら、それはロシア人にとって妥当な価値という認識」と述べた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ウクライナ支援は日本の安全保障への投資」 国際政治学者グレンコ・アンドリー氏が講演 京都「正論」懇話会
産経ニュース / 2024年5月23日 19時38分
-
米、ウクライナに20億ドルの追加軍事支援 防衛事業基金
ロイター / 2024年5月16日 0時25分
-
政治的窮地に立つネタニヤフ首相
Japan In-depth / 2024年5月8日 18時0分
-
武力行使を伴わない外交はロシアに通用しない…プーチンの侵略を止めるために西側諸国がやるべきこと
プレジデントオンライン / 2024年5月5日 10時15分
-
「女性と少女の代償が最も大きい」...ソフィー妃がウクライナ訪問、イギリス王室メンバー初
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月1日 9時30分
ランキング
-
1「仕事と公務の二刀流」にお疲れ?愛子さま、日赤社内歓迎会翌日の“うっかりミス”
週刊女性PRIME / 2024年5月23日 8時0分
-
2【速報】「夢グループ」元部長ら2人が会社に約3700万円の損害を与えたとして背任の疑いで逮捕 警視庁
日テレNEWS NNN / 2024年5月23日 10時21分
-
3「仲良い家族に見えた」 東京・品川の住宅で子ども3人と女性死亡
毎日新聞 / 2024年5月23日 17時42分
-
4格闘家「エンセン井上」容疑者逮捕=麻薬入りチョコ密輸疑い―埼玉県警
時事通信 / 2024年5月23日 15時7分
-
5皇位継承議論めぐる上皇后さまご発言「一切ない」 宮内庁長官、週刊新潮報道に「誠に遺憾」
産経ニュース / 2024年5月23日 17時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください