南房総「うまアジグルメ」第2弾30メニューがお披露目
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年4月14日 17時55分
千葉県南房総市は1年を通して新鮮なアジが水揚げされ、魚料理「なめろう」の発祥の地とも言われている。南房総市観光協会がアジを使った新たなご当地グルメとして「南房総うまアジグルメ」を開発。10日、その第2弾メニューのお披露目が南房総市で開催された。
獲れた魚を食べやすいように船の上で調理したのがはじまりと言われるアジに、みそ、ショウガ、ネギを入れてたたく「なめろう」や、なめろうにみそを溶いた冷たい水をかけ、食欲の衰える季節でもさっぱりと食べやすくした「水なます」。なめろうをアワビの殻に詰めて焼く「さんが焼き」。こうした伝統や文化を伝え、記憶に残るアジ料理のほか、新メニューを開発し、伝えている。
今回お披露目された第2弾は、17店30メニュー。房総の駅と、みうら・とみうらカフェの「□(しかく)パンアジフライサンド」(1,000円)やごはん屋伊予の「濃厚タルタル溢れるうまアジライスバーガー」(550円)、道の駅ちくら潮風王国にある市場食堂せん政水産の「あじカレーパン」(400円)などテイクアウトのバリエーションを増やした。
ほかにも民宿サンセットビーチインかわなでは、「南房総のアジを楽しむ」(3,300円)として、お客さん自身でアジを捌いて調理、試食をする体験プランも登場。もちろん、イートインメニューや宿泊プランでの「うまアジグルメ」メニューもある。
南房総市観光協会の清宮信英会長は、「食べて頂いた皆さまから忌憚のないご意見をいただき、そのご意見をもとに各自が研鑽を重ね、さらにお客様に喜ばれるメニュー開発をしていく。南房総産のアジが日本一のアジ、そしてアジの日本一になるよう大いに期待をしている」と述べた。
今年の3月には、地域で受け継がれてきた食文化を掘り起こし、100 年続く食文化として次の世代に継承するとともに、国内外へ発信することを目的にした「100 年フード」に、「南房総地域のアジ文化~なめろう、サンガ焼き、たたき、お刺身~」が認定された。
100年フードは、多様な食文化の継承、振興の機運を高めようと、令和3年度に創設。江戸時代から続く郷土の料理「伝統」、明治・大正に生み出された食文化「近代」、100年先まで目指す「未来」の3部門がある。今回の南房総地域のアジ文化は、「伝統」部門での認定となる。
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