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松本幸四郎、『鬼平犯科帳』長谷川平蔵は“天命”「途切れさせないではなく、途切れない」

ORICON NEWS / 2024年4月23日 17時40分

鬼平に対するあふれんばかりの思いを伝えた松本幸四郎 (C)ORICON NewS inc.

 歌舞伎俳優の松本幸四郎が23日、都内で行われた劇場版『鬼平犯科帳 血闘』(5月10日公開)の完成披露上映会に登壇した。

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 「時代劇専門チャンネル」では、時代小説家・池波正太郎さんの生誕100年を記念し、池波さんの代表作にして時代劇作品の金字塔とも言える傑作『鬼平犯科帳』を映像化。テレビスペシャル『本所・桜屋敷』、劇場版『血闘』、連続テレビドラマシリーズ『でくの十蔵』(6月8日放送)『血頭の丹兵衛』(7月6日放送)の計4作品を製作する。

 本シリーズでは、幸四郎が“鬼平”こと長谷川平蔵を演じ、市川染五郎が若き日の鬼平(長谷川銕三郎)を演じる。監督に山下智彦氏、脚本に大森寿美男氏、音楽に吉俣良氏が顔をそろえ、“新たな鬼平”の幕開けを告げる。



 幸四郎は集結したメインキャスト陣のセンターに立ち、開口一番に「いかがでしたか?」と客席に問いかけ、万雷の拍手を受けながら「“よってたかって”いい作品を作りました」と誇った。

 その後「私にとっての『鬼平』」というテーマでトーク。幸四郎はクランクイン前のイベントなどから、同役のオファーについて「天命として静かに引き受けさせていただいた」と打ち明けていたが、この日も同じく「天命」と断言した。

 「『鬼平犯科帳』という映像作品がいつの時代も存在するということ。これこそが天命であり、『途切れさせてはいけないもの』ではなく、『途切れないもの』なんです」と力を込め、「この役を務めさせていただくことも天命なんだと。そう自分に言い聞かせて思い込もうとしていました。しっかりと正面から受け止めて、務めていました」と同役に対する溢れんばかりの思いを伝えた。

 上映会にはこのほか、染五郎、仙道敦子(久栄役)、中村ゆり(おまさ役)、本宮泰風(佐嶋忠介役)、浅利陽介(木村忠吾役)、山田純大(酒井祐助役)、久保田悠来(沢田小平次役)、志田未来(おりん役)、北村有起哉(網切の甚五郎役)、山下監督が登壇した。

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