更年期「デリケートゾーンのかゆみ」で夫婦の夜も危機…?悩みを救った漢方は
OTONA SALONE / 2022年2月3日 17時0分
「最近デリケートゾーンのかゆみがひどい」
「これまで感じなかった陰部のヒリヒリ感が続く」
など、40~50代になり、こんな悩みはありませんか?
日本の女性は平均して50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は
「更年期」と呼ばれています。
この時期は、ホルモンバランスの影響で、からだや心にさまざまな不調があらわれるようです。
更年期女性のお悩みのひとつにデリケートゾーンのかゆみがあります。
今回は、更年期のデリケートゾーンのかゆみの改善法について
「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
デリケートゾーンがかゆいけど、しっかり洗っていれば大丈夫?
しげみさん(47歳)は、最近デリケートゾーンのかゆみがひどくて困っていました。
「陰部が不潔な状態だからかゆくなるのかと思って、入浴時には念入りに洗い、トイレの後は毎回ウォシュレットを使って、とにかく清潔を心がけています」
ですが、しげみさんのデリケートゾーンのかゆみは一向に改善しません。
「気をつければつけるほど、かゆみはひどくなるばかりで……市販のかゆみ止めクリームを塗ってなんとかかゆみを凌いでいる状態です」
夫との夫婦生活で気づいた異変とは?
かゆい場所が場所だけに、病院で診てもらうのには抵抗があり、相談できる人もいなかったしげみさん。
「外出時や仕事中もかゆみが気になりますが、人前でかくわけにもいきません。いつもソワソワしてなんだかずっと落ち着きません」
そんなある日、ご主人から久々に夜の夫婦生活に誘われたとき、思いもよらないことが判明したそうです。
「実は陰部の違和感がひどくて途中で中止したんです。そして、夫に事情を話して見てもらったところ、『皮膚がひどく荒れている』と言われて……まさかの事態にショックを受けました」
さすがにこのままではまずいと思ったしげみさんは、すぐに産婦人科を受診することにしました。
重い腰をあげて婦人科を受診……結果は?
婦人科で診察を受けたところ、医師にこう説明されたそうです。
「更年期は女性ホルモンの影響でデリケートゾーンのかゆみや違和感が起こりやすい時期です。さらに洗いすぎると、雑菌繁殖や皮脂の欠乏を生じて皮膚炎が悪化します。よくあるんですよ」
自分が行っていた過剰な洗浄などがよくなかったと知って驚いたという、しげみさん。
「洗いすぎを止めて、陰部のかゆみの改善が期待できる漢方薬を続けて飲んで様子をみていきましょう」
こう医師に指導されて、漢方薬が処方されました。
処方された漢方薬は竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)。
竜胆瀉肝湯は下半身の湿熱を改善して陰部のかゆみを和らげる漢方薬です。
「教えてもらったケアをしながら漢方薬を飲み続けることで、だんだんとデリケートゾーンのかゆみは軽減してきました。やはりセルフケアには限界がありますね。受診して本当によかったです」
漢方薬で更年期のデリケートゾーンのかゆみの改善を目指す
「陰部のかゆみから解放されたい」
「更年期症状がつらいけど、ホルモン補充療法には抵抗がある」
そんな方も多いのではないでしょうか。
更年期のデリケートゾーンのお悩みには、婦人科の根本治療薬として使われている自然由来の漢方薬がおすすめです。
漢方医学では、泌尿器系や生殖器系のはたらきが衰えたり、体内にたまった水分と熱が血や気の巡りを悪くしたりすることやストレスなどが原因で、デリケートゾーンがかゆくなると考えます。
漢方薬はこうした心とからだ全体のバランスの乱れを回復させ、デリケートゾーンだけでなく、更年期のさまざまな症状も改善します。
不調の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだにやさしく働くため、毎日のむだけで、お悩みの症状の解決を目指せます。
更年期のデリケートゾーンのかゆみの改善には、以下の漢方薬がおすすめです。
<更年期のデリケートゾーンのかゆみにおすすめの漢方薬>
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):冷えや頻尿も気になる方に。
- 清心蓮子飲(せいしんれんしいん):残尿感や頻尿、排尿痛も気になる方に。
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):のぼせやイライラ、不眠も気になる方に。
漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質・状態に合っているかがとても大切です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるには、プロの力を借りるのがおすすめです。漢方薬局や病院へ足を運ぶのは敷居が高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
更年期のデリケートゾーンのかゆみには漢方薬を試してみて!
あなたを悩ませるデリケートゾーンのかゆみは、更年期が原因かもしれません。
我慢せずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師
JAMHA認定ハーバルセラピスト 製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。 現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
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