畜産ICTのゲームチェンジャー!画期的な牛の発情検知システム「Heat Switch(ヒートスイッチ)」が完成
PR TIMES / 2024年4月24日 11時45分
センサーとスマートフォンだけの超ミニマルな構成で雌牛の発情を精度良く検知できる画期的なシステムで持続可能な畜産経営に貢献
ライブストックジャパン株式会社
当社は北里大学獣医学部動物飼育管理学研究室で培った、家畜(動物)の快適性向上・生産性向上に関する研究成果、開発技術の速やかな社会実装を担うことによって、畜産農家の経営向上に寄与すべく設立されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132660/1/132660-1-702e2b96e00faa0e4bc186d1b2003377-3900x1012.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【概 要】
北里大学発ベンチャーのライブストックジャパン株式会社(青森県十和田市、代表取締役CEO 鍋西 久)が、センサーとスマートフォンだけの超ミニマルな構成で雌牛の発情を精度良く検知できる画期的なシステムを北里大学獣医学部 動物飼育管理学研究室(青森県十和田市)と共同で開発し、「Heat Switch(ヒートスイッチ)」として2024年5月より発売します。
イニシャルコストとランニングコストを大幅に抑えられるこのシステムの活用により、牛舎や放牧地における雌牛の発情発見率と受胎率の向上が図られるとともに、発情観察にかかる労働負担の軽減も期待できます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132660/1/132660-1-a584e751081dde10faec857b178df2c7-1270x693.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【開発の背景】
牛の繁殖は、ほぼ100%人工授精です。そのため、人が雌牛の発情を見つけて適期に人工授精する必要がありますが、現在、発情の見逃しによる繁殖成績の悪化が問題になっています。
発情発見率を高めるための取組みとして、ネックベルトなどに装着した加速度センサーによる行動量の増加から発情を検知する畜産ICT機器の普及が進んでいます。しかしながら、システムとして設備が大掛かりで導入費用や運用費が高額なこと、何より、行動量の増加が必ずしも発情とは限らないため、誤報が多くなることが課題です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132660/1/132660-1-66ebdd02e156afc23c4ef20e93888e30-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
他の雌牛からの乗駕を許容する真の発情行動(スタンディング)
発情している雌牛は、他の雌牛からの乗駕を許容する行動(スタンディング)を示します。そのため、スタンディングを検知することこそが、発情発見率の向上と受胎率向上のために重要です。そこで、真の発情行動であるスタンディングを遠隔でモニタリングできるシステム「Heat Switch(ヒートスイッチ)」を開発しました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132660/1/132660-1-005ae66b8967f03173deeb6088dfe4c3-1172x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【Heat Switch(ヒートスイッチ)の仕組み】
「Heat Switch(ヒートスイッチ)」は、雌牛の腰部に装着した親指大ほどのサイズのセンサー端末上のスイッチが乗駕によって押下されたことを検知します。新しい無線技術であるLPWA通信規格(Sigfox)を用いることにより、センサー端末のみでデータをクラウド上に展開でき、どこからでも状況を把握することができます。さらに、スマートフォン用アプリである“LINE”ですべての運用を完結できるようにしました。これまでの既存システムとは大きく異なり、センサーと手持ちのスマートフォンだけで真の発情行動を検知できる超画期的で超ミニマルなシステムにすることを実現しました。
【Heat Switch(ヒートスイッチ)の特徴】
・精度の高い発情検知を実現
真の発情行動であるスタンディング(乗駕許容)を検知するため、精度の高い発情検知が
可能になります。
・イニシャルコスト、ランニングコストを削減
センサーと手持ちのスマートフォンだけで運用することができます※。
・放牧地での運用が可能
LPWA通信規格(Sigfox)を用いることにより、電源のない放牧地での運用が可能になり
ます※。
・誰でも容易に操作が可能
すべての操作は、スマートフォンアプリ“LINE”で完結します。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/132660/1/132660-1-3c2fdf0717af96b0e436589248fcab0a-3900x1182.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※本システムは、Sigfox通信エリア内にてご利用頂けます。Sigfox通信エリア外のお客様
には基地局のレンタルサービスを提供しています。
【Heat Switch(ヒートスイッチ)の詳細】
ライブストックジャパンHP
URL :https://livestockjapan.com/heat-switch/
【さいごに】
これまで、多くの畜産ICT機器が開発され、補助金の投入などで広く普及するようになってきました。一方で、畜産をめぐる情勢は必ずしも右肩上がりが続く訳ではないことを痛感させられました。せっかく導入した生産性向上のためのICT機器の導入・運用費が経営の重荷になっては本末転倒です。畜産経営自体の持続可能性も重要なのです。
「Heat Switch(ヒートスイッチ)」は、家畜繁殖の専門家で畜産ICT研究に長年従事してきた立場だからこそ実現できた画期的なシステムです。最小限(ミニマル)の仕組みにすることにより、畜産ICT機器でありながら消耗品価格での導入・運用が可能になります。さらに、広大な放牧地で発情を検知できるはじめての畜産ICTシステムであると認識しています。私たちは、畜産の専門家でなければ実現できない、農家に寄り添った新技術の開発を現在も進めています。今後の研究成果にもご期待ください。
「Heat Switch(ヒートスイッチ)」の基礎研究は、北里大学が日本中央競馬会特別振興資金助成事業の支援を受け、「ICTと放牧の融合による持続的肉用牛生産事業」のなかで実施されました。本システムは学校法人北里研究所北里大学が特許出願およびHeat Switchとして商標登録出願しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【Amazon限定】在庫処分価格!MAXWINのバイク用ブラインドスポットモニター『BSM』が期間限定で特別セールを開始!
PR TIMES / 2024年5月23日 9時0分
-
防犯防災総合展2024にAI警備システム『アジラ』を出展
PR TIMES / 2024年5月17日 11時45分
-
世界トップクラスの行動認識AIで『安心3.0』の実現を提唱するアジラ、国内シェア1位のVMS「ArgosView」に搭載が採用され販売開始!
PR TIMES / 2024年5月16日 13時45分
-
ICTを活用した子ども見守りサービス保育所等で実施した4製品の実証実験を完了しました!
PR TIMES / 2024年5月16日 11時15分
-
行動認識AIで「安全3.0」を実現させるアジラ、次代のニーズに応えて飛躍を続けるアラコムと業務提携を締結
PR TIMES / 2024年5月9日 11時15分
ランキング
-
1トヨタなどで不適切事案発覚 認証不正受け調査、国交省公表へ
共同通信 / 2024年6月1日 18時40分
-
2秋田で半世紀親しまれる「うどん・そば自販機」、「断腸の思い」で50円値上げ
読売新聞 / 2024年6月1日 13時57分
-
3スバルの「新・水平対向エンジン」何が凄い? トヨタハイブリッドを独自進化させた“スバルらしさ” 新型「フォレスター&クロストレック」に搭載へ
くるまのニュース / 2024年5月31日 12時10分
-
4電気代値上げが『賃上げ』『減税』効果を台無しに【播摩卓士の経済コラム】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月1日 14時0分
-
5「止まれ」かと思ったら…ナニコレ!? 「日本唯一」激レア道路標識、なぜできた?
乗りものニュース / 2024年6月1日 16時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください