アイデミアの生体認証アルゴリズム、マスク装着時も90％以上の認証率

米国国土安全保障省主催の生体認証技術大会でトップクラス

　本人認証技術の世界的リーダーリーダー企業である IDEMIA（日本法人：アイデミア・ジャパン株式会社、本社：東京都渋谷区、代表取締役：根津伸欣、以下アイデミア）は、米国国土安全保障省（DHS）の科学技術局（S&T）が主催する2020年度生体認証技術大会（Biometric Technology Rally）でトップレベルの成績を収めたことを発表しました。本大会では、フェイスマスクを装着した被験者の画像を生体認証アルゴリズムでどれだけ正確に照合できるかがテストされ、アイデミア のアルゴリズムは90％以上の認証率（TIR）を獲得しました。

　同大会は、空港や入国管理局などの顔認証技術を使用する必要がある場面における生体認証システムの効果測定を目的としており、2020年度大会では、新型コロナウイルスのパンデミックに直面している状況の中、生体認証（バイオメトリクス）業界に対して、フェイスマスクを装着した状態でも個人を正確に識別できる新しいアルゴリズムの開発が求められました。、また、偏りを避けるため、さまざまな人種のボランティア被験者から収集した生体情報が使用されました。生体情報は、生体認証アルゴリズム搭載のソフトウェアがインストールされた生体認証システムで処理され、認証率が確認されました。

　アイデミア のアルゴリズムは、他の3つのアルゴリズムとともに、マスクを装着していない人の識別において、大会目標である99%以上の認証率を達成しました。また、マスクを装着したボランティア被験者の照合においては、アイデミア のアルゴリズムは90％以上の認証率を獲得し、大会参加の上位5つのアルゴリズムの1つに入りました。

　アイデミア の交通部門バイスプレジデント[ms1] であるリサ・サリバン（Lisa Sullivan）は、次のように述べています。「アイデミア の生体認証アルゴリズムが本大会で好成績を収めたことは、当社の40年以上にわたる業界リーダーシップの成果を物語っています。さらに、公共のセキュリティや市民のアイデンティティ、また国境通過の管理に関する課題に対して、最先端で最善のソリューションを提供するという当社のコミットメントを証明するものです。2020年度の大会では、他の業界リーダー企業と協力のもと、マスク装着時もシームレスな本人確認プロセスを可能にする一助を担い、当社にとって大変有意義な大会でした。」

　世界中でパンデミックへの対応が続く中、米国国土安全保障省は旅行客に対して人通りの多い場所を移動する際にロータッチの認証オプションを提供できるように環境整備することが求められています。さらに、アメリカでバイデン大統領が最近実施したマスク装着に関する政策変更に伴い、生体認証アルゴリズムは非接触型ソリューションへのニーズの増加に応えることが不可欠となります。2020年度生体認証技術大会での画期的な成果ならびにアイデミアのアルゴリズムは、マスク装着時にも非接触型ソリューションを実現するために業界が大きく前進していることを示しています。

＜IDEMIA（アイデミア）について＞
アイデミア は、拡張アイデンティの世界的リーダー企業です。日常における支払い、移動、旅行など、物理的な空間やデジタル空間でも行うことができる安全な環境を提供しています。 私たちが暮らす現代の社会において、アイデンティティの保護は、今や欠くことのできない重要な事柄となって います。拡張アイデンティティを実践することで、アイデミア は人とモノの両方を対象に、アイデンティティという資産について考え、それを生成、利用、保護するための新たな方法を生み出しています。当社は、世界中の金融、通信、アイデンティティ、公共セキュリティ、IoT 分野の顧客へ拡張アイデンティティを提供しています。詳細については、当社HP（www.idemia.com） をご参照いただくか、Twitter（@IdemiaGroup）をフォローしてください。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ