JA向けのDXソリューション「AGRI Suite」に、農薬使用履歴管理アプリケーション「KOYOMIRU(コヨミル)」を追加
PR TIMES / 2021年1月28日 13時15分
JA晴れの国岡山にて1,000人規模で導入
株式会社AGRI SMILE(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中道 貴也、以下AGRI SMILE)が農業協同組合(以下、JA)向けに展開するDXソリューション「AGRI Suite(アグリスイート)」に、農薬の使用履歴を管理するアプリケーション「KOYOMIRU(コヨミル)」が追加されました。KOYOMIRUは、2021年2月より晴れの国岡山農業協同組合(本店:岡山県倉敷市、代表理事組合長:石我 均、以下JA晴れの国岡山)にて、1,000人を超える生産者とJA職員が利用予定です。JA晴れの国岡山では将来的に1万人の利用を見込んでおり、AGRI Suite全体としては3年以内に10万人規模での利用を目指します。
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【AGRI Suiteとは】
AGRI Suiteは、作物の栽培に関わる定性 / 定量データを、産地内で蓄積・共有するためのサービスです。複数のアプリケーションで構成され、産地のニーズに合わせて、それらの最適な組み合わせと運用ノウハウを提供します。2020年6月より提供を開始し、現在5JAにて導入されています。
【AGRI Suiteの特長】
デジタル技術の活用により、生産者とJA指導員の事務作業負担を軽減
作業判断や効果測定における活用を前提として、データの収集・提供手法を設計
多様な生産者とそれを支えるJAを含めた「産地」というエコシステムにフォーカスし、地域の持続可能な発展を支援
[画像2: https://prtimes.jp/i/39438/8/resize/d39438-8-465878-1.png ]
農業には経験や勘に依存する技術が多く、栽培データの蓄積・活用が長年の課題とされてきました。栽培現場で長く使われる価値あるサービスを提供するために、AGRI SMILEでは、アプリケーションの企画から運用までを産地の生産者やJAと二人三脚で行っています。
また、アカデミアとフィールドの双方の知見を活かし、再現性のある栽培データ活用に取り組みます。AGRI Suiteでは、圃場や作物ごとの肥料 / 農薬の利用状況、微気象データなどが蓄積されます。共同研究先の各大学と連携し、これらのデータ解析や実証試験を行うことで、栽培現場に新たな視点を見出そうとしています。
【KOYOMIRUの概要】
今回実装されたKOYOMIRUは、農薬使用履歴のやりとりをクラウド化して事務負担を軽減するとともに、産地の栽培データの蓄積・活用をサポートします。業界で初めて、全品目について農薬の適用・混用の自動判定機能を実装したことにより、農薬の誤使用抑止も期待されます。
【サービス提供の背景】
地域JAの営農経済事業は、資材の共同購入や農作物の協同販売、生産者への営農指導などを行っています。JA組織の自己改革が続く中で、生産者の所得向上や農業生産の拡大といった中核的ミッションを担う部署でもあります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/39438/8/resize/d39438-8-153949-2.png ]
しかしながら、組合員への栽培技術指導を行う営農指導員の数は減少傾向にあります。農林水産省の「H30年度総合農協統計表」では、全国のJA正組合員3,592,545戸に対し、指導員は14,834人と発表されています。単純計算で、指導員1人あたり242人の生産者を受け持っていることになります。
指導員の業務には、出荷される作物の農薬使用履歴の確認や資材注文の取りまとめ、営農計画の作成など事務的なものも多く存在します。JAの事務作業をDXしていくことで、生産者とのコミュニケーションや栽培技術情報の収集といった本質的な業務に、指導員のリソースを割けるよう支援していきます。AGRI Suiteは、今後も新たなアプリケーションの実装による機能拡充を予定しています。
<会社概要>
株式会社 AGRI SMILE
代表者:代表取締役 中道 貴也
資本金:4,280万円
設立:2018年8月
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区渋谷2-14-6 西田ビル5階
HP:https://agri-smile.com/
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