Ghoonutsと京都光華女子大学が失語症トレーニングアプリに関する共同研究を開始
PR TIMES / 2024年5月13日 11時45分
脳刺激技術を活用した事業を展開するGhoonuts株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役:都志宣裕 以下、Ghoonuts(グーナッツ))は、このたび、京都光華女子大学(所在地:京都市右京区、学長:高見茂)と、言語機能向上機会の創出を目指し、失語症者向けの言語トレーニングアプリの有用性に関する共同研究を開始いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/89676/9/resize/d89676-9-d635784bcbb877c298fe-0.png ]
1.共同研究に至った経緯
Ghoonutsは、2020年8月に設立されたスタートアップ企業で、経頭蓋電気刺激(以下、脳刺激)技術を活用した医療・ヘルスケア機器の研究開発を行っています。最初の対象疾患として、脳卒中後の後遺症である失語症の治療機器開発を目指しています。日本国内だけで約50 万人とされている失語症患者の治療には、脳神経細胞同士の伝達を促進する脳刺激が、非常に有効であると考えています。
現在は上記の医療機器開発に先行して、失語症者が在宅で使用できる失語症トレーニングアプリの開発も進めています。
京都光華女子大学は、看護師をはじめ、言語聴覚士や作業療法士、管理栄養士など、健康を支える医療・リハビリ分野の専門職養成の幅広さは京都滋賀エリア屈指です。特に、言語聴覚士を養成する言語聴覚専攻には、失語症に関して臨床的、学術的知見の豊富な言語聴覚士及び高次脳機能障害を専門とする医師などが数多く在籍しており、京都を中心とした病院施設及び行政との連携も豊富にあります。
現在、退院後の失語症への治療手段は限られています。有効な薬物も存在しません。こうした課題を解決すべく、新たなデジタル技術の活用が重要です。その1つの手段として、アプリケーションによる解決があります。実際、海外では、その有用性について数多くの研究が報告されています。しかし、日本語における失語症トレーニングアプリの有用性に関しては、まだ十分に検証されていません。
本共同研究を通して、失語症トレーニングアプリを開発することで、信頼性のある失語症トレーニングアプリの開発ができるものと想定しています。
2.今後の展開
失語症の新たな解決方法として、失語症トレーニングアプリの共同研究を行っていきます。
特に、その有効性と実用性の双方の観点から検証することで、失語症者が安心と信頼感を持ってお使いいただけるアプリの開発を目指します。
Ghoonuts株式会社
https://ghoonuts.com/
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