JA営農指導員と組合員、農業普及指導員と地元農家とのオンライン営農指導サービスのβ版を開始
PR TIMES / 2021年6月24日 11時15分
この度、株式会社井上寅雄農園(長野県佐久市 代表取締役 井上隆太朗)が運営する農業界初のスキルシェアサービス「アグティー」では農業共同組合(以下JA)と組合員、自治体の農業普及指導センターと地元農家とのオンライン農業指導サービスのβ版を開始しましたので、お知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/69970/10/resize/d69970-10-644158-0.jpg ]
「アグティー」は新規就農者や悩みのある農業者が日頃抱えている栽培から経営まで、農業に関わる全てのお困りごとに対して、プロ農業者などのアドバイザーから直接、ビデオチャットなどでアドバイスが受けられるお悩み相談サイトです。令和3年6月23日現在、登録者は243人、アドバイザー88名となっており、農業者の技術継承のツールとしても注目されています。また農家の副収入が得られるツールとしても注目されています。
アグティーHP:https://www.agrt.jp/
説明動画:https://youtu.be/_ljWzggfEUg
●農業普及指導員は20年弱で半分近くに減少
[画像2: https://prtimes.jp/i/69970/10/resize/d69970-10-772422-3.png ]
上図を見てもわかる通り、JAの営農指導員は平成25年14,154人から令和3年13,214人までの8年間で940人の減少、農業普及指導員は平成7年11,145人から令和元年6,102人で半分近くの5,043人が減少しています。令和3年度の農林水産省が発表した農林業センサスによると平成22年から令和2年2月1日現在で172万経営体から107万経営体にまで減少しておりますが、単純計算でも1農業普及指導員あたり175経営体を担当しなくてはいけない計算になります。JAの営農指導員と按分したとしても55経営体を担当しなくてはいけません。
(出典:農林水産省「総合農協統計表」、一般社団法人全国農業改良普及支援協会HPより)
--------増えていく農業指導範囲--------
外務省によると日本の領土は約37万8,000平方キロメートルです。端から端まで農業が行われているわけではないですが、こちらも単純計算すると1農業普及指導員あたり61平方キロメートルを担当しなくてはいけない計算になります。もし現場に行って指導する場合、移動時間だけでその日が終わってしまう。もしそんなことが起きた場合、かけた時間は8時間でも指導できる人間は1経営体ということで非常に効率が悪いと言えます
●導入により解決される課題
1.遠隔地での指導が可能
チャットとビデオ通話が使えるところであれば指導員は職場にいながらチャットかビデオ通話で指導をすることができる。1農業普及指導員あたり61平方キロメートルは大袈裟ですが、中山間地域など移動に時間がかかる場所でもチャットとビデオ通話で指導が可能です。
2.簡単な指導はチャットで可能(画像も共有できる)
今では電話1本で現場に駆けつける指導員の方も多かったのではないでしょうか?アグティーを活用していただければ相談者に写真を撮っていただき送っていただくだけで済みます。もちろん場合によっては現場に行かなくてはいけない案件もあるでしょう。しかし、行かなくても良い案件はチャットで解決することが可能です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/69970/10/resize/d69970-10-897242-6.png ]
3.プライベートのLINEアカウントの交換は不要
[画像4: https://prtimes.jp/i/69970/10/resize/d69970-10-297991-4.png ]
この文章を見てくださった中には「LINEで済むのでは?」と思った方もいらっしゃると思います。しかし1営農センター当たりに担当しなくてはいけない農業経営体数はかなり多いです。しかしアグティーは画像のように案件管理ができるため解決している案件なのか、まだアドバイス中の案件なのか一目でわかります。LINEだと1度既読してしまうと対応したのかどうか全て確認しなくてはいけないため非常に非効率になってしまします。また現在、指導員の好意により個人のLINEを教えて休みの日に指導するということもなくなります。(相談者は指導員が休みの日はアグティーでプロ農家に指導してもらいましょう。)
4.録画機能がついているため講習会に不参加の方へダウンロードして共有ができる
アグティーはビデオ通話の内容を全て録画しております。剪定、収穫などの講習会に参加できない方がいても講習会の様子をビデオ通話で撮影しておけば、後日内容をダウンロードし参加できなかった方へ配布することが可能です。
5.農薬・肥料メーカーも参画予定。農薬肥料について指導員が聞くことも可能
先日、リリースした農業資材メーカー向け指導システムも指導員は使えるため農薬や肥料、資材に関する相談をすることができます。そのため相談者に農薬や肥料、資材に関してわからないことを聞かれた場合は農業資材のプロに聞くことができるのです。
6.先輩のチャットは永久に残るため後輩の勉強にも利用可能
指導員と相談者とのチャットは永久に保存できます。そのため新人指導員などへの生きた教科書となります。新人指導員は「何故このような質問をしたのか?」などを聞くことができ、単純に教科書を読むだけではわからない指導技術を得ることができるのです。
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●利用イメージ
[画像6: https://prtimes.jp/i/69970/10/resize/d69970-10-991526-2.png ]
JAの営農指導員は、組合員。普及指導員は地元農家へアグティーのチャットとビデオ通話を使って指導、説明することが可能です。
悩みのある農家は営農指導員が休みの日などは、全国のプロ農家に相談することもでき、悩みの優先度に応じて相談することが可能です。
●利用料金
無料
※詳細はお問い合わせください
※セキュリティー面の問い合わなど、お気軽に連絡ください。
●利用実績(テスト運用)
・長野県内のJA野菜部会、
→部会員同士の技術共有のツールとして
・長野県内の農業農村支援センター
→農業普及指導員と若手農業者団体との指導ツールとして)
●問い合わせ先
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社井上寅雄農園 担当:井上
TEL:0267-67-4333 FAX:0267-66-1994
e-mail: ryutaro-inoue@pascal.ne.jp
HP:https://www.agrt.jp/
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