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第10回「就職したい企業・業種ランキング」調査

PR TIMES / 2024年5月15日 12時15分

~ 公務員人気つづく、鉄道業・飲食料品製造業のランクアップ目立つ ~



法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、第10回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。
調査の背景

厚生労働省発表の2023年平均の有効求人倍率は、前年比0.03ポイント増加の1.31倍となりました。
「売り手市場」が加速している就職活動において、学生がどのような意識で就職活動に臨んでいるのかに着目し、第10回となる「就職したい企業・業種ランキング」調査を実施しました。
「就職したい企業・業種ランキング」調査結果サマリー

就職したい企業ランキングは、1位「地方公務員」、2位「国家公務員」、3位「ソニー」、4位「アップル(Apple)」、5位「グーグル(Google)」となりました。6年連続で1位「地方公務員」、2位「国家公務員」となり、学生の安定志向の高さがうかがえます。
前回順位からの変動をみると、「東海旅客鉄道(JR東海)」や「西日本旅客鉄道(JR西日本)」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」などの鉄道業、「グリコ」、「味の素」、「日本コカ・コーラ」などの飲食料品製造業の企業がランクアップしている一方で、「講談社」、「集英社」などの出版社はランクダウンしています。

就職先選定のポイントとしては、1位「給与額」、2位「福利厚生」、3位「雇用形態(正社員・契約社員など)」と続きました。この3項目は前回調査結果と変わらないものの、「給与額」においては、回答率が過半数まで増加していることから、学生の就職先選定における重要度が高まっているといえます。

就職活動についてのアンケートでは、理想的な就職活動の開始時期を「大学3年生前期」とし、大学3年生から半年間~1年間程度で就職活動を終えたいという意向は、従来の調査結果から大きな変化はありませんでした。その一方で、「大学1・2年生」から就職活動を開始している学生では、「大学3年生以降」に就職活動を開始した学生に比べ、内々定を得ているとの回答が倍近く高い水準となっています。

▼本調査の詳細は、「リスモン調べ」掲載サイトよりご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
▼動画版はこちら 「YouTube リスモンちゃんねる」
https://youtu.be/A3uDkVnKtAc

調査概要

・調査名称:第10回「就職したい企業・業種ランキング」調査
・調査方法:インターネット調査
・調査エリア:全国
・期間:2024年3月15日(金)~2024年3月25日(月)
・調査対象者:2025年3月卒業予定の大学3年生男女個人
・調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
・有効回答数:473サンプル

調査結果

(1)鉄道業、飲食料品製造業のランクアップが目立つ結果に
「就職したい企業・業種ランキング」の1位は、「地方公務員」(回答率16.7%)となりました。次いで「国家公務員」が2位(同8.0%)、「ソニー」が3位(同4.4%)となり、以下4位「アップル(Apple)」(同3.4%)、5位「グーグル(Google)」(同3.2%)、6位「NTTデータ」(同3.0%)と続く結果となっています。「地方公務員」と「国家公務員」は6年連続で1位、2位を維持しており、公務員の安定した人気がうかがえます。
ランキング20社の業種としては、飲食料品製造業が4社(グリコ、サントリー、味の素、日本コカ・コーラ)と最も多く、次いで、電気機器製造業(ソニー、アップル(Apple)、パナソニック)、鉄道業(東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、東日本旅客鉄道(JR東日本))がそれぞれ3社となりました。いずれも学生の日常生活で身近な商品・サービスを扱っている企業といえます。
前回調査から順位が上昇している業種としては、「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回75位→今回7位)や「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(同94位→同7位)、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同75位→同10位)などの鉄道業、「グリコ」(同75位→同10位)、「味の素」(同23位→同16位)、「日本コカ・コーラ」(同94位→同16位)などの飲食料品製造業があげられ、「講談社」(同13位→同63位)、「集英社」 (同19位→同39位)などの出版社は、前回からランクダウンが目立っています。(図表A)

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-c8dc50a20b46f9023fc99e1a44de8744-605x830.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表A
(2)男性は鉄道業、女性は飲食料品/化粧品製造業が人気
就職したい企業を文系・理系別で比較したところ、前回調査では公務員によるトップ2独占が5年ぶりに崩れたものの、今回調査では、再び文理ともに「地方公務員」(回答率 文系20.7%、理系12.7%)、「国家公務員」(同 文系9.3%、理系6.8%)がトップ2に返り咲く結果となりました。
文系においては、飲食料品製造業2社(グリコ、日本コカ・コーラ)や鉄道業2社(西日本旅客鉄道(JR西日本)、東海旅客鉄道(JR東海))の2業種に人気が集まっているのに対して、理系では建設業(鹿島建設、清水建設、大成建設)が3社ランクインしています。(図表B)
男女別では、男性において「西日本旅客鉄道(JR西日本)」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、「東海旅客鉄道(JR東海)」の鉄道業が上位となり、女性においては「資生堂」や「グリコ」、「サントリー」に代表されるように化粧品製造業や飲食料品製造業などの日常生活に身近な商品・サービスを扱っている企業に人気が集中しています。(図表C)
就職したい業種について集計したところ、1位「公的機関・その他」(回答率26.6%)、2位「IT・情報通信」(同9.1%)、3位「金融・法人向けサービス」(同7.0%)、4位「食品・農業」(同5.7%)となり、上位4業種は前回順位から変動はありませんでした。1位の「公的機関・その他」は、文理・男女のすべてにおいて回答率が群を抜いており、人気の高さがうかがえます。(図表D)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-8a1d3a78195e87a54c15d9e3f41b660a-565x408.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表B
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-18cfe8a2f62b00f517f5174f6d43706b-545x386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表C
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-7feca47f0c3fc650025249bbbc9d5973-689x378.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表D
(3)最重要ポイントは給与、希望年収は400~500万円が最多
就職先の選定において気になる点について調査したところ、1位「給与額」(回答率 52.0%)、2位「福利厚生」(同 36.6%)、3位「雇用形態(正社員・契約社員など)」(同 26.8%)となり、以下「残業時間」(同 25.4%)、「勤務地」(同23.9%)と続きました。上位3項目は、前回調査結果と変わらないものの、「給与額」においては、回答率が過半数まで増加していることから、学生の就職先選定における重要度が高まっているといえます。(図表E)
最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「400万円以上 500 万円未満」(回答率 14.6%)が最も多く、「500万円以上 600 万円未満」(同 13.7%)が2位、「600 万円以上 700 万円未満」、「1,000万円以上 1,500 万円未満」(同 11.6%)が同率3位となりました。民間給与実態統計調査(令和4年度)によると、民間企業の平均年収は458万円となっており、学生の回答が「400万円以上500万円未満」に集中していることから、「平均所得程度」を希望する学生が多いことがうかがえます。また、男女別では男性、文理別では理系において1,000万円以上の給与を求める回答率が多く、高い年収を希望する層も少なからず存在していることが表れています。(図表F)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-94b635a62b2575c687ecc0340b8281f1-585x383.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表E
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-23ea2b1e2b6675448457be8fe576a308-549x323.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表F
(4)「大学1、2年生」から就職活動をしている学生は内々定獲得率が高い
理想の就職活動開始時期について調査を行ったところ、「大学3年生前期」(回答率40.4%)が最も多く、理想の内定希望時期としては、「大学4年生前期」(同52.6%)が過半数を占めました。一方、実際に就職活動を開始した時期について調査したところ、「大学3年生前期」(同25.4%)が最も多く、次いで「大学3年生後期」(同20.7%)となりました。
採用活動の解禁時期を定めた「就活ルール」が廃止される前の2019年調査結果と比較すると、「大学2年生までに就職活動を開始」(25.2%)は、2019年調査時(16.8%)よりも9.4ポイント増加しており、就職活動の早期化が顕著に表れています。(図表G)
また、実際の就職活動開始時期において、「大学1、2年生」から就職活動をしている学生は約4割が内々定を獲得しており、「大学3年生以降」に開始した学生の倍近い内々定獲得率であることから、早期の就職活動開始が就職活動を有利に進める要因となっていることがうかがえます。(図表H)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-7f569c3d58b9e96d8e80d1e827c46459-577x250.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表G
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-a4e759a393ad8c375c7933ed786d2c1a-596x276.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図表H
総評

「就職したい企業・業種ランキング」今回調査では、6年連続で1位「地方公務員」、2位「国家公務員」となり、学生の安定志向の高さがうかがえる結果となっています。
就職先選定において気になる点では、過半数が「給与額」と回答しており、給与が企業選定における最重要ポイントであることが示されました。その一方で、最低限実現したい最高年収は「400万円以上~500万円未満」が最も多く、給与を重視しながらも「平均年収程度」を確保できればよいという控えめな志向もうかがえました。「人並」以上の水準を「安定的」に確保したいという意向は、まさに公務員人気の背景と合致していると考えられます。

就職活動についてのアンケートでは、理想的な就職活動の開始時期を「大学3年生前期」とし、大学3年生から半年間~1年間程度で就職活動を終えたいという意向は、従来の調査結果から大きな変化はありません。しかし、「大学1・2年生」から就職活動を開始している学生は、「大学3年生以降」に就職活動を開始した学生に比べ、内々定を得ているとの回答が倍近く高い水準となっており、早期に就職活動を開始するメリットが表れています。
学生 にとって、早期から就職活動を開始することは、社会人に向けての準備期間を十分に確保し、また、自身が生涯勤める可能性のある企業を入念に吟味できるという利点がありますが、学生の本分は学業であり、学生時代だからこそ得られる学びや経験が多々あることも忘れてはいけません。

採用企業としては、学生が貴重な学生生活を有意義に過ごせるよう配慮しながらも、将来の就職先や社会人としてのビジョンを思い描けるよう関わり方を模索し、お互いにとって最良の就職・採用となるよう検討・改善を重ねていくことが求められているのではないでしょうか。

※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

※動画版リスモン調べはこちら 「YouTube リスモンちゃんねる」
https://youtu.be/A3uDkVnKtAc


リスモン調べとは

リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しております。今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。

掲載サイトはこちら:https://www.riskmonster.co.jp/study/research/



[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2438/11/2438-11-23b7e97c463f1ee54243559251492748-725x519.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]リスクモンスター株式会社
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ法人会員数は、2023年12月末時点で13,918(内、与信管理サービス等7,374、ビジネスポータルサイト等3,097、教育事業等2,983、その他464)となっています。【会社概要】
社名:リスクモンスター株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
代表取締役:藤本 太一
設立:2000年9月
上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)
HP:https://www.riskmonster.co.jp/<報道関係の方からのお問い合わせ先>
リスクモンスター株式会社 広報担当
TEL :03-6214-0350
MAIL: press@riskmonster.co.jp

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