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群馬県長野原町では約40年ぶりとなる製材所「木挽ラボ」を稼働。小規模林業地帯にマッチした、地産材の多品種少量生産が可能に。

PR TIMES / 2022年1月20日 12時15分

有限会社きたもっく(本社:群馬県北軽井沢、代表取締役:福嶋 誠)は、地域資源活用事業の拡大に伴い、2021年7月に竣工した地域資源活用工場「あさまのぶんぶんファクトリー」(所在地:群馬県北軽井沢)内に、小規模林業地帯にマッチした多品種少量生産が可能な製材所「木挽(こびき)ラボ」を2022年1月より稼働します。広葉樹が主の小規模林業地帯でも事業性が見込める製材業を実現し、中山間地域の産業インフラを担います。




[画像1: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-a2ea295862193776e781-6.jpg ]




中山間地域の課題背景


群馬県長野原町は、広葉樹の天然林とカラマツの人工林の面積が合わせて約71%を占める、林野面積占有率の高い中山間地域です。全国の中山間地域の山林は、かつては薪や炭の生産地として盛んに活用されていましたが、エネルギー革命とともに衰退していきました。近年では、広葉樹は主に木質バイオマス発電の燃料やキノコの菌床などに活用されていますが、依然として健全な山林の育成、地域産業の発展といった課題が残っています。
同地域では約40年前に製材所が撤退したため地産材を木材として加工できず、地域資源の活用や仕事の創出を見い出せない状況がありました。


きたもっくの地域資源活用事業


[画像2: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-55e4e095d410902fbdc8-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-2707284ff87805a05463-2.jpg ]


有限会社きたもっくは地域山林(約240ha)を2019年に取得し、浅間高原北麓の特徴である豊富な広葉樹を中心に計画伐採をしています。地域資源活用工場「あさまのぶんぶんファクトリー」では、伐った木材を薪や建材、家具材として加工。木を伐って光が入るようになった有休山林や耕作放棄地では、植生循環を促す養蜂にも取り組み、価値化された地域資源を年間10万人が訪れる自社キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」や宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA」で主に活用しています。地域の一般住宅にも設置施工している薪ストーブや薪ボイラーも含め、薪の年間消費量は約1,500㎥(2021年実績)におよびます。


約40年ぶりとなる製材所「木挽ラボ」


[画像4: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-95a2b880dd1e8400c123-4.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-955d9935ba6f1159d031-3.jpg ]


工場内に新設した製材所「木挽ラボ」では、地産の広葉樹とカラマツを中心に製材します。自社開発した廃材を利用する薪ボイラー式低温除湿乾燥機も活用し、色艶・香りの残る乾燥材にすることを可能にしました。製材所が加わり、あさまのぶんぶんファクトリーは地産材を計測・仕分け・製材・乾燥・仕上げ加工を行い、最終商品(家具・建築・薪など)にすることができる林産加工場となります。

加工された地産材は自社キャンプ場や建築事業で活用する他、国産広葉樹の家具材・フローリング材など、あまり流通していない希少木材を中心に販売をしていきます。また、地域産業のインフラとしても機能するよう、材料持ち込みの製材も順次サービス提供をしていく予定です。


グッドデザイン金賞を受賞した、きたもっくの地域未来創造事業


[画像6: https://prtimes.jp/i/34750/16/resize/d34750-16-e292d1efa4f097ececb0-1.png ]

https://kitamoc.com/

きたもっくは活火山浅間山の麓「北軽井沢」で、地域資源の多面的な価値化とキャンプ場をはじめとする場づくりで、地域の未来を持続可能なかたちで創造していく事業展開をおこなっています。
2021年度のグッドデザイン賞において『グッドデザイン金賞』を受賞。今後は同じ質の志をもつ他地域の方々との緩やかな連帯を果たすことで、日本の中山間地域における産業モデルの構築を目指していきたいと考えています。

<ウェビナー開催 ー 自然をいかした地域振興とキャンプ場の未来>

きたもっくが運営するキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」で使用される全ての薪は、地域の山林から伐採し、あさまのぶんぶんファクトリーで作られたものです。宿泊施設の建築にも地産材を使い、耕作放棄地等で採蜜する自社製はちみつも食材に活用しています。ユーザーがキャンプ場で過ごすことで、地域の自然と産業の循環に加わる仕組みです。

今回のウェビナーでは、官民が連携しキャンプ場を基点に地域の魅力を発信する取組を行う、キャンプ場「青川峡キャンピングパーク」と、いなべ市のまちづくりを行う「グリーンクリエイティブいなべ」をゲストに、キャンプコーディネーター佐久間亮介氏を交えて、自然をいかした地域振興とキャンプ場の未来について対談します。

日 時:2月2日(水)20時
視聴無料・要申込

申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf6fdDuUdLKOFu1kDILOUfpXsk6rukVN2Hs0SYKG30Hfk6BGQ/viewform


<会社概要>

社 名:有限会社きたもっく
本 社:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360
代表者:福嶋 誠
設 立:2000年4月
資本金:1,000万円

<問い合わせ>

有限会社きたもっく 担当:日月
https://kitamoc.com/ck/contacts/

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=uPQssqP5szY ]


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